★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ぐりとぐらの1ねんかん

 

いつも森の中の動物たちと一緒に、季節を楽しみながら暮らしているぐりとぐら

 

そんなぐりとぐらが1年間どんな風に過ごしているのかが描かれている絵本です(*^-^*)

 

月ごとにまとめられていて、1月は赤色と青色のお揃いのコートに身を包む、

 

新年をお祝いしています。真っ白な雪に囲まれた森で、

 

365日毎日が良い日でありますようにと願う2人。

 

2月はまだまだ寒さが厳しい中、大きなそりに乗って、

 

森のみんなとそりすべりです。

 

びゅうびゅう風をきって、子どもは風の子、雪の子。

 

3月になって雪がとけると、今度は春がやってきます。

 

畑で野菜を作ろう、お花を咲かそう。種を撒いたり、苗を植えたり、

 

毛糸をまきまき、大忙しの毎日です。

 

4月は、みんなでがっこうごっごです。本を読んだり、字を書いたり、

 

数字を勉強したり、勉強が終わるまでは、お弁当はお預けです。

 

5月は毎日お天気のさわやか陽気。おにぎりと水筒を持って、毎日が遠足日和です。

 

6月は梅雨になり雨がふり、傘と長靴をはいたぐりとぐらが、

 

水たまりを覗いたり、長靴で入ったり、木の棒でかき回したり、

 

すばらしい発見をするかもしれないワクワクの季節。

 

夏になって暑くなると、春に植えた野菜の収穫時期です。

 

おひさまの下で、まっかなトマトがたわわになっています。

 

みんなでキャンプをしたり、川で魚を釣ったり、木陰で昼寝をしたり、

 

暗くなるまでめいいっぱい遊びます。

 

9月はみんなで夜空を見上げ、お月様や星たちを時間も忘れ眺めています。

 

みんな静かに、夜空を見上げています。

 

秋は色とりどりの落ち葉をたくさん拾って、まるで黄色のじゅうたんのよう。

 

12月は今年のさよならパーティーです。

 

ごちそうをたくさん作って、今年いちばんうれしかったことを、

 

みんなで語り合う時間。

 

そしてまた来年、楽しい1年が始まるのです。

 

自然とともに生きるぐりとぐら。たくさんの自然の恵みを受けて、

 

365日が豊かに、ゆっくりとした時間が流れていきます。

 

日本の四季の美しさや変化を、カレンダーをめくるように、

 

楽しむことができる一冊です☆

 

子どもとも、自分の思い出をぐりとぐらに重ね、1年間を振り返ります。

 

《著者紹介》

作:中川李枝子(なかがわりえこ

札幌に生まれた。東京都立高等保母学院を卒業後、保母として働くかたわら、児童文学グループ《いたどり》の同人として創作活動を続けた。現在は著作に専念している。

1962年に出版された童話「いやいやえん」(福音館書店)は、厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞した。また1980年、「子犬のロクがやってきた」(岩波書店刊)で毎日出版文化賞を受賞。おもな著書に童話「ももいろのきりん」「かえるのエルタ」、絵本には「そらいろのたね」「ぐりとぐら」「はじめてのゆき」(以上福音館書店刊)、「こだぬき6ぴき」(岩波書店刊)など多数ある。東京在住。

 

作:山脇百合子やまわきゆりこ

東京に生まれた。上智大学卒業。高校3年のとき、雑誌「母の友」(福音館書店発行)の連載絵物語でデビュー。その後、童話「いやいやえん」「かえるのエルタ」「らいおんみどりの日ようび」「森おばけ」のさし絵、絵本「そらいろのたね」「ぐりとぐら

「なぞなぞえほん」「くまさん くまさん」(以上福音館書店刊)など、実姉中川李枝子さんとのコンビの仕事が多数ある。作・絵の作品には「そらをとんだけいこのあやとり」(福音館書店刊)や「やまわきゆりこのえはがきえほん」(のら書店刊)などがある。楽しいさし絵は日本の子どもばかりではなく外国でも高く評価されている。東京在住。

※絵本より引用

【作:中川李枝子・山脇百合子 出版社:福音館書店

 

 

 


ぐりとぐらの1ねんかん (ぐりとぐらの絵本)