★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

2022-01-01から1年間の記事一覧

こねてのばして

子どもの砂場あそびには、すべてが詰まっていると言われています。 お友達とのスコップやバケツの貸し借りや、一緒に大きな山を作って、 トンネルを掘ったりという社会性が見についたり、 手でザラザラとした感触を確かめたり、 土は水を含ませると、粘り気…

13800000000ねん きみのたび

宇宙が誕生して138億年。地球が誕生して48億年。 私たちが人間になるまで果てしない道のりを歩んで、いくつもの奇跡が重なって、 今ここに生きている不思議。 私たちは原子という小さな粒が集まってできている。 みんな一粒の原子から始まって、その粒がくっ…

石ころのスープ

トルコのお話で、ある村にたどり着いた旅人。どの家も鍵を3つもつけていて、 けちんぼうばかりが住んでいるケチケチ村でした。 お腹が空いてドアを叩いても、何もないよと追い返されてしまう。 本当はどっさりと食べるものがあるのに。 旅人はある家のドア…

いろいろおてがみ

時々、お手紙が届くと今も嬉しい気持ちになります。 なぜでしょう? 手書きの温かみや、便せんや封筒、切手を選ぶ時間、ポストまで投函しにいく時間、 相手を想って行動してくれた時間があるからかもしれません。 便利な時代で、手紙を書く習慣がだんだんと…

チェブラーシカはじめてのりょこう

チェブラーシカとお友達のワニのゲーナさんが2人ではじめての旅行に出かけるお話。 切符を買って、ふたりは汽車に乗り込もうとすると、 町でいちばんいじわるなおばさんのシャパクリャクさんにばったり会いました。 シャパクリャクさんが乗ったのは、汽車の…

魔女たちのパーティー

もうすぐハロウィーンですね! こちらの絵本はハロウィンの夜に、仮装パーティーへでかけようとしたジャックが、 2人の魔女を見つけたことから始まる不思議なお話です。 魔女を追いかけて深い夜の森に足を踏み入れるジャック。 おばけの格好をしていても、夜…

ちいさなおうさま

切り絵のような、パッチワークのような、コラージュのような、アートな絵がとても おしゃれです。多彩で、多様な柄のモチーフを使用しているのに、 しっかりどのページもおさまっていて絶妙なバランスです(*^-^*) お話はというと、小さな王様が大きなお城に…

みんなでうどんづくり

うどんづくりの元となる小麦を育てるところから始まるお話です。 子どもにうどんは小麦で出来ているんだよ~と伝えながら、 田植えの本は見かけますが、小麦を実際につくる工程は私も知りませんでした。 稲刈りが終わった田んぼを耕して、秋に種をまき、冬が…

アンドルーのひみつきち

5人兄弟の3番目に生まれたアンドルーは、発明、ものづくりが大好き。 他の兄弟がオシャレに夢中だったり、遊びに夢中な中、アンドルーはひとり、 もくもくとモノづくりに忙しい。 キッチンの上にヘリコプターを作ったり、おねぇさんの大事なミシンを使って…

シモンのおとしもの

シモンが学校から家までの帰り道で、たくさんの落とし物をします。 その落とし物を探すユニークな絵本。 舞台はパリの街。 都会の街並み、秋の紅葉した木々、博物館や美術館、広場の曲芸を観たり、カフェ、 楽しい寄り道をしながら、家路を急ぐシモンと姉の…

パンやのくまさん

子どもの頃の夢がパン屋さんやケーキ屋さんだった。 パン屋さんの朝はとても早い。そしてかなりの重労働だ。 あんなに可愛くて、美味しいのに、大変なお仕事なのだ。 真面目に1日を大切に生きているパン屋のくまさんの、1日が描かれている絵本。 特別なこと…

ひかり、あじ、おとがイタイんです

NHKふつうってなんだろう?のショートアニメを書籍化した作品。 ”ふつう”って人それぞれで、実は何が普通かはよくわからないし、 普通なんて本当はあってないようなものかもしれません。 あなたの普通と、わたしの普通は、感じ方だってちがう。 発達障がいや…

トイレの神様

歌手の植村花菜さんのが楽曲『トイレの神様』が生まれた、 大切な祖母との思い出&約束を丁寧に描いた絵本です。 トイレには美しい神様がいて、トイレ掃除をしていると、 自分もべっぴんさんになれるよという祖母の教えが元になっている。 思春期に祖母や家…

チョコレートをたべたさかな  

少年が橋の上からチョコレートを落とし、その茶色のかけらを食べるまで、 さかなは魚でいることに幸せを感じていた。 自由に広い水の中を泳ぎ、流れに身をまかせ、どこにでも行くことができた。 そんなある日少年が落とした、チョコレートをひとかけら食べた…

あなた

わたしではない、わたしの一番ちかくにいる”あなた”という存在。 あなたにとって、大切な”あなた”は何人いるだろう? おかあさんのお腹の中から生まれて、 わたしとおかあさん(あなた)になった。 わたしとおとうさん(あなた)になった。 それから大好きな…

めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!

めねぎ農園の社長すずきさんと、その会社で働く社員の実話です。 blogで紹介されているのを何件か見て、ずっと読みたいと思っていました(*^-^*) このタイトルもインパクトがあります。 めねぎとは、芽が出て間もない細いネギのこと。 農園に特別支援学校の校…

これはすいへいせん

谷川俊太郎さんと、tupera tupera(ツペラツペラ)さんのコラボ絵本。 電車が大好きな息子のお気に入りの絵本です(*^-^*) 言葉がどんどん電車の車両のように連結していきます。 『これはすいへいせん』というフレーズから始まり、言葉がどんどん連結し、 当…

にげてさがして  *ヨシタケシンスケ

人間はみんな、得意なことも、苦手なことも、好きなことも、嫌いなことも違う。 想像することが苦手な人は、時に人を傷つけてしまうことがある。 もしそんな人で出会った時には、真正面から戦わずに、すぐに逃げて。 そして、自分のことを理解し、助けてくれ…

ココとリトル・ブラック・ドレス

世界で知らない人はいないブランド。ココ・シャネル。 そのブランドをつくったココことガブリエル・シャネルの人生を描いた絵本です。 今ではシャネルのアイコンともなっているリトル・ブラック・ドレスが 完成するまでの道のりが描かれています。 孤児院で…

あるげつようびのあさ

フランスの古い民謡が元となっている絵本。 シュルヴィッツ作品らしい小さな丸枠に描かれた、あるげつようびのあさから お話は始まります。 ページをめくるごとに丸枠はしだいに大きくなっていく。 最初は小さな雨の風景。 つぎにそれが窓から外を覗いていた…

4ひきのりっぱなこぐま

4匹のこぐまに、くまのおじいさんが本を読んであげました。 その本は『りっぱなくまがするべきことがよくわかるほん』。 よく木にのぼり、よくひるねをし、よくさんぽし、よくさかなをつるべしと 4カ条が書かれていました。 こぐまたちは立派なクマになれる…

へんてこレストラン

お客さんも、コックさんも、お店も、料理もとにかく奇想天外。 ちょっと食傷気味になるぐらい、へんてこなレストランの数々・・・笑 カバの大好きなカレーレストランは、カバがテーブルに大きな口を開けると、 カバの大きな口の上に、コックさんが直接大量の…

ひとつからはじめよう

人生に行き詰ってしまって、どう歩いたらいいか分からなくなった時、 大人にも子どもにも読んで欲しい絵本です☆彡 いつだって素敵なことは、たったひとつのことから始まり、動き出すことを思い出す。 ”はなでいっぱいの にわも はじまりは ひとつぶのたね” ”…

ぶたのたね  *佐々木マキ

足が遅いオオカミが、どうしてもぶたをつかまえて、食べてみたいと思い、 キツネの博士を頼ることに。キツネの博士からもらったのはピンク色をした、 「ぶたのたね」。さっそく土に植えて、毎日早く育つ薬をふりかけながら、 楽しみに待っていると、みるみる…

くすのきだんちのなつやすみ

くすのきだんちの管理人のモグラのもぐは夏休みも大忙しです。 くすのきだんちの住人のキツネさんは、音楽家で、今日から演奏旅行で留守にします。 もぐが見送りに出ると、今度はかけすの家族が海水浴でお出かです。 昨日はかえるさんが水泳の合宿へ出かけ、…

がっこうだってどきどきしてる

最近建てられたばかりの新しくピカピカの建物は、 自分ががっこうという建物だということを知った。 でも、まだ生まれたばかりだから、がっこうがどんなところか知りません。 教室の中をそうじしている用務員さん。 がっこうは用務員さんが住む場所なんだと…

ねむいねむいねずみと どろぼうたち

佐々木マキさんの「ねむいねむいねずみシリーズ」。 いつも旅をしているねずみは、ねむくてねむてく仕方がありません。 ちょっと休もうと、誰も住んでいないような、ぼろぼろな家を見つけ、 床に落ちていた靴下の中に潜り込んで眠り始めました。 するとそこ…

エディのやさいばたけ

自分の畑をつくってみたいとエディ。 ママも、エディの提案に大賛成。みんなでガーデンショップに行って、 色々な種と、土と、植木鉢を買い集め、畑づくりの始まりです。 野菜は土から、雨から、空気、太陽からたくさんの栄養をもらって大きくなることを 知…

勇者のツノ

化石が語るトリケラトプスのお話です。 草食恐竜の中で、一番大きく、最強と呼ばれているトリケラトプスは、 唯一肉食恐竜で獰猛なティラノザウルスと戦うことができた恐竜と言われています。 化石から、角にティラノザウルスの歯型がついているもの、 えり…

トマトさん

ずっと気になっていた絵本。 表紙から、はみだすほどの大きな大きなトマト。 トマトってこんな顔していたのかな?なんて立ち止まりながら。 夏の太陽に負けないぐらい、真っ赤な顔をしているトマト。 でも、トマトだって夏はやっぱり暑い。 ミニトマトたちは…