ユリ・シュルヴィッツ
陽が傾きかけ、もうすぐ夜を迎える。夜までのほんの短い時間ゆうぐれ。 雨の日には、夜との境界線が見えにくくなる、ゆうぐれ。 太陽がいつもより大きくなって、赤くなったようなきがする。 どこに落ちて、どこに消えてしまったのだろう。心もとない気持ちに…
最初から最後まで、丸い円の中に描かれる、光と影。 のぞき穴から、そっとのぞくように、 ぽっかりと開いた穴が、閉じたり、開いたりしながら、 夜明けの世界がゆっくりと広がり、近づいてきます。 夜明けを静かに待つおじいさんと、孫。 湖のほとりは、音も…
ユリ・シュルヴィッツの絵本が好きなのですが、代表作の『よあけ』といい、 哲学的で、短い言葉の中に、人生にとって大事なこととは? という問いかけをされているような気がします。 ユリ・シュルビッツの『たからもの』には、たからものが3つ出てくると私…
ユリ・シュルヴィッツを知ったのは、あの名作絵本『よあけ』を知ったときです。 これも私の中でとても印象に強くのこっているのですが、 地元の公民館の1年の1度のお祭りにたまたま知らずに出かけた時のこと、 冬で寒かったので、併設の公園で子どもと遊ん…