★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

大きい1年生と小さな2年生

 

ちょうど小学1年生の時に『エルマーのぼうけん』を読破した子どもに、

 

次何を読んだらいいんだろう??と探していてたどり着いた1冊です。

 

漢字にはふりがながふってあり、文字もそこそこの大きさで、

 

ページ数が165ページとちょっと挑戦してみようかな?ができるボリューム感(*^^)v

 

子どもが数日かけて、夢中で読んでいたので、私もこっそり拝見。

 

大人の私はわたしで、ほろほろと感動する物語。

 

子どもの時の記憶が一気に蘇ってくるのと、

 

大人になった今母親の目線で子どもたちを見守る2つの視点で思わず感動してしまう。

 

時代はきっと何十年も前の昔の良き時代が描かれていて、

 

もっと子どもたちが蜜な関係性で、お互いの家を行き来して、

 

子どもだけで冒険していた自由な世界。懐かしかった。

 

体は大きいけど、泣き虫で弱虫な1年生の男の子と、

 

体は小さいけど、しっかりしていて、勝気な2年生の女の子のお話。

 

男の子は小さな2年生の女の子の強さに憧れて、頼れる存在。

 

女の子はいつも同級生や、上級生から体の小ささをからかわれているけれど、

 

絶対に喧嘩をしても、どんなにいじわるをされても泣かない強い女の子。

 

子どもの足では遠い場所に大好きなお花を摘みに、子どもの大冒険が始まる。

 

あまりの遠さに外国に来たような心細さを抱えながら、

 

二人だったら、3人だったら、大丈夫。

 

でも、ある日男の子は一人であの遠い場所へもう一度、勇気を振り絞って、

 

出かけることになりました。

 

途中なんども心折れそうになりながら、涙をのんで、歯を食いしばって、

 

憧れの2年生の女の子に近づける強い自分になるために・・・・

 

女の子も男の子を通して、体が小さくて、いつもからかわれている自分を

 

頼りにしてくれて、人に勇気を与えられることを知ります。

 

勇気と元気をくれる一冊です(*^-^*)

 

夏休みの読書感想文にもおすすめの児童書です。

 

《作:古田足日 画家:中山正美 出版社:偕成社

 

 

 

 


大きい1年生と 小さな2年生 (創作どうわ傑作選( 1))