★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ぼくがきょうりゅうだったとき

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色鉛筆かクレパスで描かれた優しくて、ファンタジックな絵。

 

おじいちゃんから、誕生日にプレゼントされたきょうりゅうのパジャマ。

 

さっそくきょうりゅうのパジャマを着て、男の子は外にでかけてみることに。

 

いつも遊んでいる公園に行くと、みんなこわがって逃げちゃった。

 

ぼくひとりぼっちになり、さみしくブランコをこいでいると、

 

夕方の公園に現れたのは、なんと本物の恐竜。

 

一緒に遊ぼうと誘われ、ブランコをしたり、滑り台をすべったり、

 

男の子は遊具のトンネルをくぐると、

 

そこは恐竜の世界へつながっていた。

 

草食恐竜の島は、おいしい果物で溢れ、素晴らしい世界だった。

 

みんなとすっかり仲良くなって遊んでいると、向こう岸から肉食恐竜のティラノサウルス

 

お腹をすかせてやってくる。

 

川を渡ってくるティラノサウルスを、石を落として追い払い、

 

草食恐竜たちは、男の子の勇気を褒めた。

 

そして夕方になり、また洞窟のトンネルを恐竜たちと一緒にくぐると、

 

そこは、いつもの公園に戻っていた。

 

そして、なぜかお友達みんな、きょうりゅうのパジャマを着ていて、遊んでいた。

 

不思議で楽しい、一日になりましたというお話。

 

夢にあふれていて、恐竜の世界と現実の世界をいったり来たりできるトンネルが、

 

どこかにあるかもしれません。

 

子どもが読んでいてワクワクするような、冒険物語になっています。

 

身近な公園が舞台になっているのがいいですね☆

 

最後、お友達がみんな恐竜のパジャマを着ていた下りも意外性があってとても好き(*^-^*)

 

子どものワクワク、瑞々しい感性を視点に描かれた一冊です!

 

寝る前の読み聞かせに読んだら、いい夢が見られそうです^^

 

《著者紹介》

作:まつおかたつひで(松岡達秀)

1944年、新潟県長岡市に生まれる。自然をテーマに多くの本を発表している。自身の新潟中越地震被災体験をもとに「震度7新潟県中越地震を忘れない」(サンケイ児童出版文化賞受賞)『モグラはかせの地震たんけん』(以上ポプラ社)を発表。

『野遊びを楽しむ 里山百年図鑑』(小学館)で第58回小学館児童出版文化賞、『すばらしい世界の自然』(大日本図書)で厚生省児童福祉文化賞、『熱帯探検図鑑』(偕成社)で絵本にっぽん賞、『ジャングル』(岩崎書店)で厚生省児童福祉文化賞と科学読物賞を受賞。他に『あまがえるとうさんといくはじめての昆虫採集』『まだかな』『だあれだ』『ともだちになって』『いたいよいたいよ』『ぴょーん』『あな』『あしあと』『しりとり』『うんちだよ』『ごろんごろん』『うわーっ』(以上ポプラ社

『くるくるくるみ』(そうえん社)『山猫たんけん隊』(偕成社)『ゆきやまたんけん』(福音館書店)などがある。

※絵本より引用

【作:まつおかたつひで 出版社:ポプラ社

 

 


【新品】ぼくがきょうりゅうだったとき ポプラ社 まつおかたつひで/作・絵