★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ぶたのたね  *佐々木マキ

 

足が遅いオオカミが、どうしてもぶたをつかまえて、食べてみたいと思い、

 

キツネの博士を頼ることに。キツネの博士からもらったのはピンク色をした、

 

「ぶたのたね」。さっそく土に植えて、毎日早く育つ薬をふりかけながら、

 

楽しみに待っていると、みるみるうちに木は大きくなり、

 

たくさんのぶたの実を付けました。

 

おおかみはウハウハ。さてひとつぶ!? いっぴきずつ食べようと思っていた矢先に、

 

ゾウのマラソン大会があり、木の目の前を走る去ると、地面は揺れ、木は揺れ、

 

たくさんのぶたの実が地面に落ちてきました。

 

そのままぶたたちは走って逃げていきます。

 

オオカミも追いかけますが、足が遅いので捕まえることが出来ません。

 

残りの一匹が木の下で気を失っていたので、焚火をして焼こうとすると、

 

ぶたが目覚め、またしても逃げられてしまいます。

 

おまけにオオカミは自分のしっぽを間違って焼いてしまい・・・

 

オオカミはそれでもめげていません。

 

このお話には続きがあるようで、続きが気になります。

 

オオカミはいつかぶたさんを食べられる日は来るのかな?

 

子どもにこの絵本大うけでした。木にぶたがたわわに実る構図も面白いし、

 

結局全部逃げられてしまうのも面白いし、それでもめげてないオオカミが面白かったようだ。

 

子どもに「オオカミの立場だったらどうする?」と質問すると、

 

『う~ん、スーパーに行って豚肉買ってくるかな。』と現実的でクールな回答がwww

 

私は、出来立て料理がたわわに実る木があったらいいなぁ~と想像して楽しんでいました。

 

《著者紹介》

作:佐々木マキ

1946.10.18神戸市生まれ。

「変なお茶会」「どろぼうたちのよる」「おやつですよーっ」「ピンクのぞうをしらないか」「あそぼうよセイウチ」「はいいろひめさま かぞえうた」「はいいろこくの はいいろひめさま」「へんなどうぶつ みつけたよ」「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」「ムッシュ・ムニエルのサーカス」「ムッシュ・ムニエルとおつきさま」

「また ぶたのたね」「またまた ぶたのたね」「やっぱりおおかみ」「ねむいねむいねずみ」「なぞなぞライオン」

※絵本より引用

【作:佐々木マキ 出版社:絵本館】

 

 


ぶたのたね