★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ねむい ねむい ねずみ    *ささきまき

f:id:kiko_book:20220208100113j:plain

 

ねむいねずみシリーズがとてもお気に入りです!

 

いつもとっても眠たそうなねずみくん。

 

旅に出て、1日歩き続けて、もうヘトヘトで、ねむいねむいねずみくん。

 

目も半分閉じかけています。

 

そんな時、ぼんやりとお屋敷が見えてきました。

 

少しぼろそうだけど、雨風をしのいでくれそう。

 

ねずみくんは、家の中に入ってみると、中は荒れ果てていて、

 

だれも住んでいないようです。

 

壊れてやぶれたソファーや、足の折れた机、二階の部屋には、

 

ボロボロだけどベッドもあり、ねむいねずみくんは、さっそくベッドに横になりました。

 

すると・・・ベッドやタンスや、メイク台が、大きな音を立てながら、

 

踊ります。

 

なんだ?ここはお化け屋敷!?

 

ねずみくんは驚いて、目を覚まし、1階へ降りていくと、

 

今度は鳩時計を見つけ、ねむいねずみくんは、鳩時計の小さなドアを開けて、

 

その中で眠ることに。

 

すると・・・・カチカチカチカチ・・・・

 

突然時計は動きだし、中から鳩が出てきて、ねずみくんは追い出されてしまいました。

 

今度はめげずに、台所の床で寝始めると、

 

床に落ちていた空きビンたちが、カチャカチャと音を鳴らしながら、動きだしました。

 

またもや起こされてしまったねずみくんは、最後にお風呂場へ。

 

風呂場にはからっぽのよごれたバスタブがあるだけでした。

 

その中で眠り始めると・・・・

 

やがて浴槽のそこからゴボゴボと水が湧き出てきました。

 

でも、ねずみくんはもう眠くてフラフラだったので、目を覚まさず、

 

すやすやと眠り続けました。

 

朝になって目を覚ますと、水もなくなっていて、元の浴槽でした。

 

台所に降りていくと、なぜだか美味しそうな朝ごはんが用意されていて、

 

ねずみくんはやっぱりここはお化け屋敷なんだなぁ~と思いました。

 

野原を歩いていくと、汽車が止まっていて、貨車の中にもぐりこむと、

 

また眠り始めるねずみくん。旅はまだまだ続きます。

 

 

子ども眠くて、ご飯を食べながら船を漕ぎ始めたり、

 

さっきまで遊んでいたと思ったら、

 

ダイニングテーブルの下で寝ていたり、

 

ベッドにたどり着けずに、どこでも寝れてしまう子どもがうらやましかったりします。

 

ねずみくんもお化け屋敷に翻弄されながらも、最後水が溜まっていく浴槽の中で、

 

気持ちよさそうに夢をみているねずみくんが、とてもかわいくて、ユーモアたっぷりです。

 

子どもは水浸しなのに、起きないねずみくんが面白いようで、

 

おぼれないのかな?と心配していました。

 

お風呂の中で、寝落ちする心地よさもいつか知ることでしょう笑

 

とろ~んとしたねずみくんの目を見ていると、自然とこちらも眠くなってきます。

 

夜の読み聞かせにもおすすめ絵本です(*^^)v

 

《著者紹介》

作:佐々木マキ(ささきまき)

1946年神戸市に生まれる。京都市美術大学中退。マンガ家、絵本作家。絵本の作品には、『やっぱりおおかみ』『おばけがぞろぞろ』(福音館書店)『ピンクのぞうをしらないか』『ぶたのたね』(絵本館)などがある。

※絵本より引用

【作:佐々木マキ 出版社:PHP研究所

 

 


ねむいねむいねずみ 【4歳 5歳からの絵本】 (PHPおはなしプレゼント)