★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

エディのやさいばたけ

 

自分の畑をつくってみたいとエディ。

 

ママも、エディの提案に大賛成。みんなでガーデンショップに行って、

 

色々な種と、土と、植木鉢を買い集め、畑づくりの始まりです。

 

野菜は土から、雨から、空気、太陽からたくさんの栄養をもらって大きくなることを

 

知ったエディ。

 

お庭の土を耕し、えんどうまめのたねをまき、

 

ていねいに土をかけていきます。

 

長い枝を集めて、テントのように組うと、秘密基地の完成です。

 

秘密基地の周りに、いんげんの種を撒いて、お水をジョウロでたっぷりと。

 

植木鉢や、ヨーグルトのカップ、空き缶、もう履かなくなった古い靴にも、

 

土をいっぱい入れて、水をたっぷりふくませ、

 

ひまわりに、きんせんか、ブロッコリー、とうもろこし、かぼちゃの種を

 

それぞれに植えていきます。

 

エディは毎日草取りや水やりを欠かしません。

 

やがて芽が出て、ぐんぐんとひまわりも成長し、植木鉢から庭に植えました。

 

さぁ収穫の時が近づきます。

 

畑には毎日たくさんの虫や鳥たちが訪れ賑わいます。

 

朝いちばんに起きて、野菜の収穫です。

 

みんなで育てた、えんどう、にんじん、レタス、とうもろこし、かぼちゃを

 

サンドイッチやパイいしたり、そのままの味を楽しんだり、

 

お庭の畑の前でみんなでピクニックです。

 

ガーデニングの基本が学べ、最後のページには野菜の育て方がそれぞれに記載されていて、

 

野菜や草花を身近に感じられる絵本です。

 

普段スーパーで売られている野菜や、お皿にある食材がどんな種から育ち、

 

どんな風に成長していくか絵本で学ぶことができます。

 

また害虫についてもどうしたらいいか触れており、なるべく農薬などは使わず、

 

例えばナメクジやカタツムリは、お皿にビールを入れて誘引し、溺死させる方法や、

 

レタスなどの葉物野菜にはネットや、カサカサと音がでるテープ状のホイルを使って

 

防御する方法など具体的に野菜を育てる上での心構えや、

 

ノウハウまで具体的に知ることができます。

 

《著者紹介》

作:サラガーランド

英国の絵本作家。ロンドン芸術大学タイポグラフィーを学ぶ。子ども時代よりハーブや植物に関心を持ち続け、多数の子ども向けの本のほか、ハーブ関連の大人向けの著書もある。翻訳された作品(大人向け)に『サラのハーブスパイス図鑑』(福屋正修訳、誠文堂新光社、現在品切)他。絵本の日本での翻訳出版はこれが初めての作品となる。

 

訳:真木文絵(まきふみえ)

童話作家、園芸&野菜エッセイスト、英国王立園芸協会員。アマチュア菜園歴10年以上。自宅の庭、ベランダ、そして市民農園で野菜つくりを楽しんでいる。著者に絵本

『ポットくんのおしり』シリーズ(福音館書店)、園芸本『おいしい菜園 とれたて野菜手帖』(NHK出版)、企画制作本に『からだにおいしい野菜の便利帳』シリーズ(高橋書店)、ほか多数。

※絵本より引用

【作:サラガーランド 訳:まきふみえ 出版社:福音館書店