2022-01-01から1年間の記事一覧
大人の私も国旗を見て、どの国か言い当てることはできても、 その国旗が出来るまでの成り立ち、国旗が持つ意味までは知りませんでした。 当然のことながら国旗には意味があり、その国の歴史を物語っています。 それを子どもにも分かりやすく、簡易的に伝えて…
教室に肌が黒いのは私たったひとり。 学校で奴隷制度を学んだとき、この場から消えてしまいたい、 逃げてしまいたいと思った。 でも、今ここで学ぶことができる喜びも実感している。とても有難いことなのだと。 肌の色や人種、他人の目にどう映るかを気にす…
落語絵本シリーズ『おにのめん』は、親元を離れてあらもの屋へ奉公にいく娘の話。 奉公先にあるお面が、実家の母の顔に似ていて、旦那さんにお面をいただき、 そのお面を大事にたんすにしまい、 時々覗き見ては、遠くにいる母を想い、日々仕事を頑張っていま…
赤い屋根の家に一人で住んでいるニワトリさん。 食べて、遊んで、食べて、遊んで、食べて、寝る、気ままな一人の生活。 そんなある日、青い屋根の家のおとなりさんに、誰かが引越してきたようだ。 でも、昼間何度も家の周りをニワトリさんが歩いても、おとな…
美しい切り絵の影絵芝居が観劇できる絵本。 帽子を探しているお母さんのもとに、お腹がパンパンに膨れ上がった男の子が、 『ママ、お腹が痛いよ!はやくお医者さんを呼んで。』と悲痛な叫び。 すぐにお医者さんを呼んで診察をしてもらうと、 膨れ上がったお…
黄色い気球に乗って、幸せな新婚旅行かと思っていたら、 ババールとお妃セレストの大冒険のはじまりでした。 みどりが豊かなゾウの国を旅立ち、綺麗な町の風景や、青い海を楽しんでいた二人。 そこへ突然嵐がやってきて、ババールたちを乗せた気球は、小さな…
ある日、ウサギが自分の巣穴に戻ってくると、 なにやら中から声が聞こえてきて、 「はらぺこぴょんがぶりん、ウサギの耳がだいこうぶつ。ちょっきんときって、くっちゃうぞ~」 ウサギは一目散で逃げます。 そこへ猫がやってきて、助けてあげようとしますが…
森でスープ屋さんを営む、うさぎの姉妹フラニーとメラニー。 姉のフラニーのスープは森で美味しいと評判です。 妹のメラニーは砂糖とお塩を間違えたり、失敗ばかりです。 どうしたら美味しいスープを作れるのだろう?落ち込んでいると、 料理上手のうしのフ…
大人になってから読んだ原作の星の王子様。 人生を生きるのに大切なことがたくさん散りばめられているシンプルな文章。 シンプルだからこそ、解釈が難しいところもあり。 これを絵本にするとどんな感じなのだろう? 子どもに伝わるかな? と思いながら借りた…
宇宙人のお話かと思いきや、美しい宇宙と星座のお話でした。 家族でキャンプにきていたボクは、夜明け前に起こしてもらい、 パパとママと夜空を見ながら宇宙や星座の話をしている。 子どものころは、今自分がいる世界が全て、地球は果てしなく大きく、 地球…
おばけのかぞくシリーズの第5弾。 いつもおばけって昼間はどうしているの? おばけってどんなご飯を食べているの? 幼稚園や学校にはいっているのかな? おばけはどんなお仕事をしているのかな? そんなおばけの暮らし、おばけの世界を描く、楽しい絵本シリ…
イギリス民話で有名な『さんびきのこぶた』。 誰もが知っているあの名作。学芸会などでもよく扱われる題材。 文章を書いているロベルト・ピウミーニは北イタリアの出身で、 教師から、俳優を経て、作家デビューしたという異色の経歴の持ち主。 色んな世界を…
ぼうしを売りあるくぎょうしょうにんがいました。 たくさんの帽子を背中に担いだり、リアカーなどで運ぶのではなく、 頭の上に全部積み上げて売り歩きました。 まず自分の帽子、その上に鼠色の帽子、茶色の帽子、空色の帽子、赤色の帽子と、 自分の背丈より…
パリの植物園の研究員であるわたしと、日本から来ている少女との 木をめぐる交流のお話。 木は何も語らないし、どこかへ行ってしまうこともない。 いつもただそこにいて、私たちを優しくそっと包んでくれる存在。 少女はたったひとりで、今日も木と向き合う…
子どもはとにかくトイレネタが大好き。 なんでそんなにおしっこやうんちが面白いんだろう?と不思議に思うぐらい。 あきやまただしさん著書の「へんしん」シリーズは、ある場所に入ると、 出てきたときに全く違うものに変身するというユニークな絵本です! …
シンデレラはもう昔からよく知られているお話です。 そしてたくさんの方が描かれています。 その中から選んだのが安野光雅さんの絵本です。 最初に安野さんの絵本を読んだのは旅の絵本シリーズだったと思います。 言葉がなく、絵だけ構成されている旅の絵本…
まだ時計のなかった時代に、時は2時間置きにカウントされ、お寺の鐘で、 時間を知らせていました。 真夜中の12時は、九つ。2時は八つ。という具合に。 この昔の時間の刻み方が分からないと、子どものには絵本でもお話が難しいかな? と思っていましたが、…
『ひらけ、ごま!』というセリフは大人になった今もずっと記憶に残っています。 どんな呪文よりも、頭に残るフレーズ。 子どものころ読んだときには、なんでゴマなんだろう??と不思議で、 友達と遊ぶとき一時ブームになっていました。 盗賊が隠していたお…
表紙からもう素敵なものがいくつも重なり合って奥行きがあり、きれいで うっとりとします。 『のせのせせーの!』という合言葉を唱えると、不思議な情景が浮かびます。 女の子の髪の毛に蝶々がのれば、素敵な髪飾りに変身し、 白いワンピースの上に、丘の花…
弟を思い通りにする兄、そんな兄をぎゃふんと言わせたい弟の兄弟あるある物語です。 背も高くて、力も強い兄、何をどうしたって兄に勝てない弟は、 兄よりもうーんと大きくなって、おやつのケーキを一番大きなものを食べたり、 バスケットゴールにボールを軽…
14ひきのねずみの大家族シリーズ。 今回は夜に向けてのお話。夕方洗濯物を取り込むおばあちゃん、 台所では、きのめのクリームシチューの美味しそうな匂いが立ち込めている。 お風呂場ではお湯を沸かしながら、みんなで背中を流しっこ。 みんなが順番にお風…
いたずらこざるが、お昼寝していたぞうさんのおしりに、落書きをしました。 うしろからみても、ゾウ。前からみてもゾウ。 お昼寝から起きたゾウさんは、自分のおしりに落書きされていることを知りません。 ジャングルに住むみんなはびっくり、そんなゾウさん…
人間はみんな恐竜が実際に生きてきた世界を知らない。 こんな大きな生き物が生きていた時代があったなんて、 そして無敵に思えた恐竜の時代が終わりを迎えたなんて、考えても想像がつかない。 図鑑や資料に残っていることは、すべて今地球で生きている科学者…
幼い頃に初めて読んでもらったときには、何て悲しい物語なのだろうと、 胸の奥がぎゅ~と苦しくなった覚えがある。 それからちょっと読めずにいました。 その頃の私と同じ年齢になろうとする子どもへ読み聞かせに選びました。 いろんな方が翻訳したり、絵を…
アナグマが持ち寄りパーティーを開くことになり、 森の動物たちみんなを招待しました。 みんなドレスは何を着ようかな? 何を持っていこうかなとワクワク、ウキウキです。 しかしモグラくんはというと、アナグマくんに、 パーティーに持っていくものが何もな…
ばばばあちゃんシリーズはどれも読者の期待を裏切らない。 とにかく読んでいてワクワク楽しい気持ちになる。 そして子どもの”やってみたい”、好奇心を引き出してくれる絵本です。 やきいもたいかいは、落ち葉をみんなで拾って掃除をしていたときに、 ばばば…
昔から何度も読んだこともあるアンデルセンの名作『はだかの王さま』。 『ちいさなおうち』の作者であるバージニア・リー・バートンが絵を描きました。 王様は細身で、気品に溢れていて、お城だけでなく、街並みすべてが美しく、 市民もみんな綺麗な格好をし…
日本の昔話を子どもに読み聞かせしたくて借りた絵本です。 日本名作おはなし絵本全24巻のうちの一つです。 とにかく子供だましではなく、絵がとても綺麗です。 漢字も使われていますが、ふりがながうっており、子どもにもわかりやすい文章で 書かれていま…
ビートルとはカブトムシのことですね! 昆虫は世界中で100万種類以上いて、そのうちの40万種くらい甲虫のなかまがいると 言われてます。 カブトムシは昆虫の中で、この一番種類の多い甲虫に分類されます。 甲虫の中にはカブトムシのように大きな仲間もいれば…
『しょうぼうじどうしゃ じぷた』からずっと山本忠敬さんの描く乗り物絵本が 我が家は大好きで、名前を見つけるつい手にとってしまいます☆彡 正面からみた自動車、横から見た自動車、自動車の周りにいる人々、 どんなアングルからみてもカッコよくて美しいで…