★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

わたしとあなたのものがたり

 

教室に肌が黒いのは私たったひとり。

 

学校で奴隷制度を学んだとき、この場から消えてしまいたい、

 

逃げてしまいたいと思った。

 

でも、今ここで学ぶことができる喜びも実感している。とても有難いことなのだと。

 

肌の色や人種、他人の目にどう映るかを気にするのではなく、

 

自分が世界をどう見ているかにフォーカスしていくことが大切。

 

人生は望めば、望んだとおりに生きていけることを忘れないで。

 

本当の自由は自分の中にだけある。

 

もっと自由に、堂々と、羽ばたいていって欲しい。

 

どんな国にも少なからず差別や区別はある。

 

自分の知らない世界は、人は怖いものだから。

 

怖いから、排除したくなるし、優位に立ちたくなる。

 

人にはみんな個々の役割があって、この世界に生まれているはず。

 

あなたがあなたらしく生きることは、

 

あなたの役割をこの世界で全うすることではないだろうか。

 

と問いかけてくれるような一冊です。

 

小学生以上の子どもの絵本としておすすめします。

 

《著者紹介》

文:アドリア・シオドア

小児科医。本作が児童文学作家としてのデビュー作。アメリカ、ロングアイランドで育つ。片時も手から本を離さないほど読書が大好きな少女だった。現在、ノースカロライナ州ダーラム在住、地元の児童擁護施設に勤務している。

 

絵:エリン・K・ロビンソン

イラストレーター。美術学校でデザインと絵画を学ぶ。作品はニューヨークタイムズ紙などで紹介され、エミー賞のニュース・ドキュメンタリー部門にノミネートされた。現在、ニューヨークとワシントンを行き来しながら仕事をしている。

 

訳:さくまゆみこ

編集者、翻訳者。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など。訳書に『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房)、『わたしは夢を見つづける』(小学館)、

『ローザー』『フローレンス・ナイチンゲール』(光村教育図書)など多数。

※絵本より引用

【文:アドリア・シオドア 絵:エリン・K・ロビンソン 訳:さくまゆみこ

 出版社:光村教育図書】

 

 

 


わたしとあなたのものがたり