★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

まいごのたまご

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ある日、山からひとつのたまごが、ころころと転がり落ちました。

 

ひとりぼっちになってしまった、たまごは自分の親を探しています。

 

他の恐竜たちも心配そうに一緒に、たまごの親を探し始めます。

 

すると、ステゴザウルスは言いました。

 

君の背中には葉っぱのような、つんつんとしたものはあるかな?

 

たまごはつんつんはないから、あなたの卵じゃないかも・・・

 

ブラキオサウルスがのんびりと聞きました。

 

たまごさん、あなたのくびはながいかしら?それともみじかいかしら?

 

たまごは、くびはみじかいよと言いました。

 

トリケラトプスは、あなたにつのはあるのかい?と聞きます。

 

たまごはつのはありません。あなたのたまごじゃないみたいと言いました。

 

コリトサウルスは、ぶらぶらと歩いてきて、

 

あなたのあたまには、トサカはあるの?おやまみたいなトサカだよ!と聞きました。

 

すると、たまごはおやまみたいなトサカはないけど、

 

とんがったトサカはあるよと答えました。

 

ティラノサウルスがやってきて、おまえのくちに歯はあるか?ギザギザした歯だよ。

 

ぼくには歯はないよ。ながいくちばしがあるけれどと言いました。

 

いったいだれのたまごなのだろう?と子どもと恐竜たちと一緒に、

 

恐竜たちとたまごの会話をヒントに考えます。

 

そのとき、奇跡が起きます。

 

夕方になって太陽が沈みはじめたとき、たまごに太陽の光がたまごの中身を

 

映し出しました。たまごの中の影の形は・・・

 

たまごの中にいたのはプテラノドンの子でした。

 

恐竜たちはたまごを大切に、山の上の巣まで運んでいくことにしました。

 

たまごは無事に、お父さんとお母さんの元に帰ることができましたというお話。

 

子どもが大好きな恐竜がたくさん登場し、

 

恐竜たちと一緒にたまごが誰なのかを探っていくのが、楽しい絵本。

 

恐竜のそれぞれの特徴を紹介しながら、その会話からヒントを得て、

 

一緒に子どもと考えていきながら読み聞かせしました。

 

恐竜が大好きな子におすすめの一冊です(*^^)v

 

《著者紹介》

作:アレクッス・ラティマー

イラストレーター、作家、絵本作家。南アフリカ在住。「Pig AND small」でTHE CELI READ ALOUD AWARD受賞。「LION vs Rabbit」でHAMPSHIRE PICTURE BOOK AWARD

受賞。ほかに「STAY!」「The boy who cried ninja」など、著者多数。

 

訳:聞かせ屋。けいたろう

保育士。絵本作家。プロの読み聞かせ屋。2006年から、夜の路上で絵本の読み聞かせをはじめた。その活動が評判となり、現在は、絵本読み聞かせ界のトップランナー。年間約160か所で、絵本の読み聞かせイベント、保育研修会など、日本全国で公演活動を行っている。一児の父。著書に「どうぶつしんちょうそくてい」「どうぶつたいじゅうそくてい」(アリス館)「絵本カルボナーラ」(フレーベル館)。

※絵本より引用

【作:アレックス・ラティマー 訳:聞かせ屋。けいたろう 出版社:角川書店

 

 


まいごのたまご