★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

ぼくの きしゃ ポッポー

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ぼくのきしゃポッポー

こどものごっこ遊びを子ども視点で描いている絵本です!

 

描いているのはもちろん大人の作者ですが、子どもの目の高さ、

 

視点、想像力で展開されるお話がすごい!

 

幼い頃はダイニングテーブルの下も、クローゼットや押入れの中も、

 

どこも遊び場、秘密基地になった。

 

絵本『ぼくのきしゃポッポー』は、おもちゃの汽車に、

 

ぬいぐるみのアヒルや、サル、クマやカンガルーの子ども、ひつじさんが乗車します。

 

絵本や本でを重ねて、中央駅をつくり、おもちゃのぬいぐるみさんたちが、

 

乗り込みます。

 

ダイニングのいすの下を通過して、金魚鉢が見えてきました。

 

駅名は金魚池~!そこにアヒルのおもちゃが飛び込みます。

 

次は壁に飾られている絵画に羊のぬいぐるみが帰っていきます。

 

駅名はポピー畑!子どもの豊かな想像力がここに発揮されています。

 

おうちの中にある観葉植物の木の植木鉢の周りに差し掛かった時、

 

つぎの駅は、ジャングルです!とおさるのぬいぐるみが木の飛び移ります。

 

次は山を登りますとソファーの上を汽車が走っていきます。

 

ソファーの上のクッションのトンネルを通過すると、

 

大変!汽車は真っ逆さま~大きな音を立てて落ちていきます。

 

最後に乗っていたカンガルーの子どもが客車から先頭車の前に飛び降りて、

 

必死で汽車を押さえます。

 

カンガルーの子どものおかげで、助かりました。

 

終点は中央駅。

 

中央駅でカンガルーのお母さんが待っていました。

 

カンガルーの子どもは飛び降りると、ママのポケットの中に戻りました。

 

なかなか同じ年代のお友達と遊ぶ機会が減っている中、こういったごっこ遊びを

 

見せてくれる絵本は貴重だなっと思いました。

 

子どももワクワクしながら、親は昔の懐かしい記憶が蘇りながら、

 

同じ時間を楽しむことができました。

 

子どもの遊びの幅や、想像力を掻き立てる一冊です(*^^)v

 

【作:市川里美 出版社:BL出版

 

 


ぼくのきしゃポッポー