なぞかけは昔からある、ことばあそび。
なぞかけどうじょうの師範と、弟子2人がなぞかけを次々に披露していきます。
なぞかけが何かわからない子も大丈夫。
最初になぞかけとは○○とかけて、△△ととく、その心は・・・と
全く異なる2つの言葉のつながりを見つける言葉遊びだということを、
丁寧に説明してくれているので、5歳の息子もすぐに、答えを導きだすことができました。
読んだ後は自分で、なぞかけを作り始めるまでに(*^-^*)
なぞかけも子どもにも、わかりやすい身近なもので作られています。
”のこぎりとかけて、トランプととく、その心は・・・”
”どちらもきるんです”
”うしとかけて、まんいんでんしゃととく、その心は・・・・”
”ぎゅう”
牛さんも人も一緒に電車になって、ギュウギュウ詰めになっている絵は、
なんともシュールです笑
絵もとてもコミカルで、賑やかで、楽しい世界が広がります。
”おんがくのみやことかけて、はいしゃととく、その心は・・・・”
これはちょっと子どもには難しかったようで、答えは
”ウィーン”
音楽の都オーストリアのウィーンという都市の名前と、
歯医者で虫歯の治療中の機械のウィーンという音を
かけていました。名称と音だったので、大人も少し考えてしまいました!(^^)!
”おふろとかけて、にんきげいにんととく、その心は・・・・”
”わかす”
場をわかす芸人さんと、おふろを沸かすがなぞかけになっていました。
日本らしい伝統あそびが絵本になっています。
日本語は同じ音で、まったく違う意味の言葉がたくさんあり、
イントネーションも変化します。
なぞかけ絵本は多彩な語彙力も育ててくれる一冊です(*^^)v
《著者紹介》
1954年、埼玉県生まれ。シンガーソング絵本ライター。5年間千早子どもの家保育園に保父そして勤務。1987年、みんなのバンド「トラや帽子店」を結成。リーダーとして活躍。「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」「にじ」などは、たくさんの子どもたちに歌われている。1995年、『さつまのおいも』(童心社)で絵本デビュー。絵本『ないた』(金の星社)で第10回日本絵本賞大賞。作品に、『つみき』『おこる』『うそ』(いずれも金の星社)「おたんじょう月おめでとう」シリーズ(自由国民社)「すごいぞ!ぼくらのからだ」シリーズ(保育社)など多数。ほかに、AIあそびうたGP、CLカロムGP、DIだじゃれGP、みんなともだちプロジェクトなどを主宰。
画家:大島妙子(おおしまたえこ)
1959年、東京都生まれ。出版社勤務を経て絵本作家になる。作品に、『ジローとぼく』(偕成社)『わらっちゃった』『ゆかいなわんころタウン』(ともに小学館)『たなかさんちのだいぼうけん』(あかね書房)『おかあさんおかあさんおかあさん・・・』
(佼成出版社)『七福おばけ団』(童心社)『最後のおさんぽ』(講談社)『だるだるダディとゆかいなかぞく』(ひかりのくに)『寓話 洞熊学校を卒業した三人』(宮沢賢治・作、三起商行)『孝行手首』(理論社)など。童話のさし絵も「やまんばあさん」シリーズ(富安陽子・作、理論社)など数多い。人気の新作落語を絵本化した『母恋いくらげ』(柳家喬太郎・原作、理論社)では、文と絵を手がける。
二人の共作には、『歯がぬけた』(PHP研究所)『いかすぜ!ブブヒコ~チワワとドーナッツ!のまき~』(文溪堂)『あしってエラい!』(保育社)などがある。
※絵本より引用