色づいた落ち葉もひらひらと降りそぞぎ、冬の訪れが近いなと感じるこの頃。
私が住むところは、1年に2回降るかな、降らないかなというところで、
降り積もった雪でで雪だるまを作った思い出が、ほとんどありません。
なので、幼いころから雪へのあこがれは人一倍。
雪は本当に寒そうな冬の絵本にどうしても惹かれてしまいます。
ばばばあちゃんシリーズの中の、そりあそびという絵本は、
動物たちが寒くて外よりおうちの中で遊びたいと、
ばばばあちゃんの家に飛び込んできます。
そこでばばばあちゃんは、
『さむいひのとっておきの体があたたまる遊びをおしえてやる』と、
森の動物たちに話し、
ベッドの上でトランポリンをしたりして、
みんなで大騒ぎに!!
そうこうしているうちに、ついにベッドが壊れてしまいます。
そこでばばばあちゃんは、壊れたベッドを工夫して、
大きなそりをつくり、11人で、そりあそび始めます。
山をぐんぐんとそりは滑り落ち、さかみちがおわると、そりは止まってしまいました。
今度はみんなでそりを山の上のおうちまでロープで引っ張っていくことに、
みんなあんなに寒くて、ブルブルと体を震わせていたのに、
そりを運ぶうちに、体ポカポカとしてきて、
来ていたコートやマフラーや手袋を脱ぎすて、必死で運びます。
最後壊れてしまいベッドがなくなった、ばばばあちゃんは、
押入れの中でふかふかのお布団の中眠りにつきます。
これは私が子供のころから大好きな絵本で、何度も読みました。
子どもながらに、冬の楽しみ方がぎゅっとつまっていて、
押入れで寝るというドラえもんのような、ここにも夢が詰まっています☆彡
【作・絵:さとうわきこ 出版社:福音館書店】
★3歳以上向け