北欧風のテキスタイルデザインや、家具が好きで、
マリメッコだったり、ミナペルホネンのテキスタイルを見ているだけで、
幸せな気持ちになります。
この間、図書館で見つけた絵本『きかんしゃ ヘンリエッテ』は、
まずこの図案に惹かれて手に取りました。
国際アンデルセン賞を受賞した、ドイツの児童文学作家ジェームス・クリュスの作品。
のんびり屋でやさしい機関車ヘンリエッテのお話です。
名前の通り、きかんしゃヘンリエッテが主人公のお話です。
ヘンリエッテはマイペースな機関車で、時間を守らないのんびりな機関車。
お客さんが乗り遅れないように、のんびりときながに待ちながら、
最後の一人が乗り込むまで出発はしない優しい機関車。
自然豊かな草原を走り、牛さんに出会ったり、お花畑の中を走り抜けます。
ヘンリエッテがのらりくらり走っていく様子や、丘を登ったり、降りたりしている
様子が文章の配置の仕方で表現されていて、(アーチ状に羅列されている)
きかんしゃが走る雰囲気が伝わってきます。
草原や屋根、木々、お花畑がテキスタイルデザインのように、
描かれていて、色味も北欧色でとても気に入れました。
色彩感覚がやはり日本のものと違い、色合わせもとても斬新です。
絵が細かく、色彩も多色使用なので、字は少ないのですが、
絵本の読み聞かせとしては、幼児~小学生、大人も楽しめます!
絵や美術、デザインが好きな人にもおすすめです!
【作:ジェームス・クリュス 絵:リーズル・シュティッヒ 訳:はたさわゆうこ
出版社:フレーベル館】