最近は、スピードの速い、特急列車の登場で、蒸気機関車のまっかなちっちゃい機関車は、
働き場である、ミナトマチから追い出されそうです。
特急列車の運転士たちは笑います。
スピードも遅いし、これから君たちの働く場所はどんどんなくなっていくよと。
ダフィはそんなことはない!遅くもないしと怒ります。
すると、特急列車の運転士たちが、競争をもちかけます。
そこで、競争をすると、特急列車の運転士たちから、行く先々で、
嫌がらせを受けます。
線路にオイルをまかれて、すべって走りを妨害されたり、
牧場のひつじをはなたれ、あらゆるトラブルがふりかかります。
普通に走っても特急列車のほうが速く、駅に止まってお茶休憩をしている余裕っぷりです。
しかしダフィたちも最後まであきらめません。
新しい線路と古い線路が交わる場所に来た時に、今は使われていない古い線路のほうが、
近道になると考え、古い線路を全力で走ました。
すると、余裕で走っていたはずのと特急列車を最後の最後で追い抜くことができ、
勝負に勝ちましたというお話です。
まっかなちっちゃいきかんしゃシリーズの一つで、
今回は新幹線の0系を思い出すこの丸いかわいいフォルムの特急列車と、
どちらがいかに優れた電車か、機関車かをスピードをもって、
競争することになりました。
まっかなきかんしゃは石炭で走るので、電車ほどのスピードがないものの、
何度も仕掛けられるトラップに勇敢に立ち向かい、
ピンチすらも、チャンスに変えて、最後はハラハラドキドキの中、
見事に特急列車との勝負に勝ちます!
子どもは大好きな機関車と特急列車が競争して、
抜いたり、抜かされたり、時に平行で走っている絵にくぎ付けになっていました(*^-^*)
最後まで勝負にあきらめい姿勢や、自分の仕事に誇りを持つ大切さを教えてくれる一冊です!
※絵本より引用
【作・絵:ベネディクト・ブラスウェイト 訳:青山南 出版社:BL出版】
きょうそうだまけるもんか (まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけん)