子どもはかくれんぼが大好きです。
最初に覚えるコミュニケーション遊びが『いないいないばぁ』だったのですが、
この絵本は『いないないばぁ』に似ているなと思います。
絵本のページのうしろに、次に現れる動物の体の一部が描かれていて、
『うしろにいるのはだれかな?』
と子どもに問いかけながら読み進めていきます。
またページをめくると、動物の体の全体図が出て、答えがわかるしくみです。
くまくんの後ろはシカさん、シカさんのうしろは、ちょうちょ。
ちょうちょうのうしろにいるのはカエルさん。
カエルさんの後ろは豚さんというように、後ろを振り返るとすぐ近くにお友達がいて、
最後に、『みんなちかくにいたんだね。』というフレーズが好きです😊
短いキャッチーなフレーズの言葉で、動物や虫の仲間たちがたくさん登場し、
かくれんぼの渋滞のような楽しい絵本です🤩
作者から『自分のまわりをもう一度よく見てください。きっと誰かいるから』
という素敵なメッセージが作品に込められています💛
0歳児から未就園児におすすめの絵本です!
《著者紹介》
ふくだとしお
1971年大阪に生まれる。1994年大阪芸術大学卒業。
1998年制作活動のため渡仏。帰国後、絵本の制作に携わる。
現在、絵画、絵本、立体作品など幅広く作品を造り出している。
絵本の作品に、『うしろにいるのだあれ』『うしろにいるのだあれ みずべのなかま』
『うしろにいるのだあれ うみのなかまたち』『ぼくをそだてて』(いずれも新風舎)
『ねっ、すてきでしょ』(幻冬舎)がある。
※絵本から引用
【作・絵:acootoふくだとしお+あきこ 出版社:幻冬舎】