★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

パリのすてきなおじさん *金井真紀

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大人に紹介したい絵本!?に分類されるか分かりませんが、絵と文です笑

 

パッケージに惹かれてしまい、手に取ってみたら、

 

内容もとても面白かったです!

 

著者の金井真紀さんが、パリに行って、何人ものおじさんに取材したお話。

 

1人のおじさんにつき5ページぐらいで、たくさんのおじさんが出てくる。

 

パリで取材しているけど、生まれも育ちもパリの人は少なく、

 

パリはいろんな国の人が集まる国だということがわかる。

 

ひとりひとりの人生で経験したこと、生きてきた過程で、モットーにしている生き方、

大切にしているもの、愛しているものたち、一生をかけた仕事が紹介されている。

 

この本の魅力は、ひとりひとりにフォーカスしながらも、

 

パリが歩んだ歴史的背景だったり、現在抱える社会問題にも切り込んでいる点。

 

例えばアルジェリアとフランス、難民問題、フリーメイソン博物館、

 

フランスのイスラム教徒、LGBT、パリ同時多発テロなどなど。

 

なかなか巣ごもりの多い1年だったので、人と気軽にあったり、新しい出会いを

 

求めたりが難しい世の中で、この本を読んでいたら、パリへ旅行した気分を

 

味わい、人とたくさん会えたような気分になる♪

 

人ってやっぱりいいなぁと思える一冊です。

 

ユーモアたっぷりで、個性豊かなおじさんがたくさん登場します。

 

味わい深いおじさんを描いた絵にも注目してもらいたい一冊です(*^-^*)

 

《著者紹介》

文と絵:金井真紀

1974年、千葉県生まれ。

作家、イラストレーター。著者に『世界はフムフムで満ちている達人観察図鑑』

『酒場學校の日々フムフム・グビグビ・たまに文學』(以上皓星社)、『はたらく動物と』(ころから)。うずまき堂代表(部下は猫二匹)。

 

案内:広岡裕児

1954年、神奈川県生まれ。

フリージャーナリスト、シンクタンク研究員、異文化間コンサルタント

フランス在住。著書に『皇族』(中央公論新社)、『EU騒乱』(新潮社)、

エコノミストには分からないEU危機』(文藝春秋)など。

※本より引用

【作:金井真紀 出版社:柏書房

 

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パリのすてきなおじさん [ 金井真紀 ]
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