桜も今年は開花が早く、もう満開を迎えています( *´艸`)
むしたちも長い冬の冬眠から覚め、動き出す季節。
蝶々が桜の周りをひらひらと飛んでいました。
絵本『くさむらのむしたち』は、珍しい虫の紹介ではなく、
お庭にいる、よく目にするむしたちが登場します。
見たことはあるのに名前を知らなかった虫たち。
かふんをたべにきた はなむぐりだったり、ごみむし。
しょうりょうバッタと、とのさまバッタはよく知っているけれど、
ひしバッタやつゆむしは、名前をよく知らず(^-^;
くさむらで着陸に失敗したはなむぐりに、びっくりして、大慌てで逃げ出す、
くさむらにいた他の虫たち。
しばらくひっくり返ってバタバタと足をばたつかせていたはなむぐりは、
茎によじ登り、体制を整えると、花の中にもぐりこんでお食事タイム。
静かになったくさむらに、さっき逃げ出した虫たちが、みんな戻ってくる。
テントウ虫、ありたち、とのさまバッタ、ちょう、ハチ、かまきり
つゆむし、しょうりょうバッタ、こおろぎ、ひしバッタ、最後には地面を這う、
しゃくとりむし。びっくりさせたはなむぐりは、お腹いっぱいになって、
飛んでいく。
私たちのしらない虫たちの時間。お庭ではこんな毎日が広がっている。
特別ではなくて、当たり前の日常。私たちの知らない日常。
虫の世界(^^♪
《著者紹介》
作:得田之久(とくだゆきひさ)
1940年横浜生まれ。昆虫少年として少年期を過ごした後、明治学院大学社会学部在学中から、昆虫をテーマにした絵本を描きはじめる。主な絵本に『かまきりのちょん』『そこにいるのはだれ?』『むしたちのさくせん』『162ひきのカマキリたち』『つながりあういきもの』シリーズ(いずれも福音館書店)、紙しばいに『てんとうむしのテム』
『むしたちのかくれんぼ』(ともに童心社)がある。
※絵本より引用
【作・絵:得田之久 出版社:童心社】
こんちゅうの一生シリーズ (全5冊セット) (福音館の科学シリーズ)