くまごろうと、ちゅうたと、その仲間たち10人でする、へんてこあそびの数々。
この絵本は読者と絵本が一体になって、ずっと遊びながら、頭を使いながら、
読み進める体感型絵本の構成になっています☆
日頃あまり絵本には興味を示さない子も、夢中になって遊べる一冊です(*^^)v
あさ、からだの大きなくまごろうと、からだが小さなちゅうたは起きると、
それぞれ身支度をはじめ、さぁ出発!
でもよく見ると二人の服装がテレコになっていたり、なんだか変です。
こまごろうとちゅうたのものをそれぞれ分けて、見つけてみようという遊びから始まり、
次に友達10人でかくれんぼをはじめました。
どこにだれが隠れているか絵から見つける遊びだったり。
ベンチの上に今度はへんてこなものたちがのっています。
三つの中から一番硬い
と服に石、木の枝がのっていて、一目瞭然答えは石なんですが、
今度は硬い順にしてみよう!と子どもに呼びかけ遊びを広げました。
三つの中で一番あついのはどーれだ?
とやかんが沸騰している絵、水、アイスと並んでいます。
これも答えはすぐ分かりますが、熱い順番をまた聞きながら遊びました。
その他にもまちがいさがし、仲間探し(例えば、服の仲間はハンガーのような)、
ちょっとこの仲間探しは難しいかな?と感じた絵は、
ひこうき、とんぼ、つばめ、くるまが描かれており、
この仲間は何か?と子どもは最初乗り物でくくり始め、でも鳥と虫は???
最後は空飛ぶものと答えに行きつきましたが、
この場合仲間外れは、車が答えになり、ちょっと幼児にはとけるけど、
未就園児には難しい問題かなと思うものもあります。
最後はそれぞれの家に帰るまでの道が迷路になっていて、
その迷路も少しずつレベルアップしていきます。
最後のページには、答え合わせのページもあり、子どもと振り返りながら、
楽しく何度も読み聞かせ遊びました(*^-^*)
子どもの楽しいをいっぱい盛り込んだ絵本です!
《著者紹介》
構成・ことば:こがようこ
作家、絵本コーディネーター、語り手。子どもとおはなしをつなぐさまざまな活動に長年にわたって携わり、パネルシアターや軍手人形などの小道具制作も手がける。絵本に「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ、「こしょこしょ きなちゃん」シリーズ(ともに童心社)、『わがまんまちゃん』、『語りかけ絵本』シリーズ(ともに大日本図書)、『ふわふわちゃん おでかけこんにちは』(教育画劇)、『ぺこぺこ ペコリン』(講談社)、『あたしおねえちゃんなの』(クレヨンハウス)がある。紙芝居『ごろん こっつんこ』(童心社)で高橋五山賞受賞。語り手たちの会理事。
絵:馬場のぼる
1927年青森県三戸町生まれ。1949年に上京、漫画家として活動を始める。1963年刊の『きつね森の山男』(岩崎書店、のちにこぐま社から絵を描き改め刊行)が初めての絵本。ほのぼのとしてユーモアのある絵とお話は、子どもから大人まで幅広いファンを持つ。『11ぴきのねこ』でサンケイ児童出版文化賞受賞。シリーズはその後6巻まで刊行された。『絵巻えほん 11ぴきのねこマラソン大会』でイタリア・ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞(ともにこぐま社)。紙芝居に『おうさまさぶちゃん』(童心社)がある。1993年に日本漫画家協会賞文部大臣賞受賞、1995年に紫綬褒章を受賞。2001年没。
※絵本より引用
【構成・ことば:こがようこ 絵:馬場のぼる 出版社:童心社】