”いっしょだね”って何か共通のものを共有できたときの喜びは計り知れない。
親子だと似ていることがうれしい時期と、ちょっと恥ずかしくて反発したくなる時期もある。
歳を重ねるごとに、親子はまた瓜二つのように似てくる。
一緒なことに、安心したり、心が温かくなってり、うれしくなったり、時には反発したり。
キリンの親子のながい首と、子どもの少しながい首、いっしょだね、いっしょだよ。
かばさんの親子の大きな口と、小さなお口が一緒にあくびをする。
ぞうさんの親子の、長いお鼻と、子どものちょっと長い鼻。
ミーアキャットがみんな同じ向きに向かって立っている姿。
ライオンのお父さんのしっぽに、じゃれて噛みつく小さなライオンの子はもうすでに、
お父さん譲りの立派なハンター。
シマウマの親子は、親子そっくりの縞柄で草原を闊歩する。
みんな親子は、よく似ている。
身体のつくり、模様、行動までそっくりです。
いっしょだね、いっしょだよという呼びかけが、親子の読み聞かせに心地よく、
子どもと同じもの、同じ時間を共有する喜びを教えてくれる一冊です。
私と子どもはどこが似ていて、一緒かな?と話しながら読み聞かせしました。
そしてこの絵本の全ページに、ある生き物が隠れているのを探すのも、
見どころの一つです。
こちらも親子かな?夫婦かな?
動物のインパクトのある絵と、温かみのある短い言葉が織りなす、
親子のかけがえのない時間が描かれています(*^-^*)
2歳ぐらいからの読み聞かせ、もしくは幼児の初めて一人で読む絵本におすすめの
一冊です☆
【作:きむらだいすけ 出版社:講談社】