★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

おいでよ!むしのもり  *タダサトシ

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今、昆虫に夢中な息子が選んだ絵本★

 

クワガタを擬人化して、昆虫が大好きなさっちんとの、楽しい虫の森のお話。

 

お話が3部構成になっていて、夏の森で行われる『すいえいたいかい』、

 

南国からきた『まいごのヘラクレスくん』、『あきのむしのもり』と物語は

 

続きます。

 

カブトムシやクワガタだけでなく、森にすむ沢山の虫が登場します!

 

夏の森のすいえいたいかいは、オニヤンマくんから招待状をもらい、

 

オオクワガタくんと、さっちんは泳ぎの練習を始めますが・・・・

 

オオクワくんはプカプカ浮くだけで、前に進めず、

 

さっちんはおぼれかけ、タガメくんとゲンゴロウくんに助らます。

 

泳ぎが得意じゃないならと、木をみんなで掘って、カヌーをつくり、

 

オオクワくんとさっちんはカヌーを漕ぐ練習を始めます。

 

最初は上手く進めませんでしたが、心を一つにして頑張ります。

 

大会の日、ゴールすると、みんなが好きな食べ物が待っていて、

 

美味しいスイカにがぶり。

 

さっちんは夏の遠足で、山にいくことになりました。

 

オオクワくんとしばらく会えないけど、帰ってきたらまた遊ぶことを約束し、

 

別れました。

 

オオクワくんは、むしのもりに戻ってみると、

 

なんとも大きな、そして鮮やかなカラダのヘラクレスくんと出会いました。

 

いつもはジャングルにいるのに、なんでこんなところに???

 

ヘラクレスオオカブトくんは、迷子のようです。

 

お腹もペコペコみたい。

 

オオクワくんは、ヘラクレスくんに樹液の出ている木へ案内しました。

 

でもヘラクレスくんにはちょっとすぱかったみたい。

 

すると、もりのみんながたくさんのフルーツを持ってきてくれました。

 

ヘラクレスくんのおうちは外国なようで、みんなで、ヘラクレスくんが

 

おうちへ帰れるようにイカダをつくることにしました。

 

うみへ運び、すると見慣れないちょうちょが・・・

 

オオカバマダラさんたちが迎えにきてくれていたのです。

 

イカダにたくさんのフルーツを乗せて、ヘラクレスくんはおうちへ帰っていきました。

 

オオクワくんは遠足から帰ってきたさっちんに、ヘラクレスくんのことを話すと、

 

遠足なんか行かなきゃよかった~と、とても悔しがっていました。

 

夏が終わると、樹液も乾いていて、何か食べ物はないか、みんなで森を探検です。

 

しばらく歩くと、りんごに、みかん、柿にぶどう、秋の味覚、フルーツでいっぱい。

 

みんなで美味しいフルーツを収穫してたくさん持って帰りました。

 

北風が冷たく吹き、身震いをしていると、

 

ミノムシさんが、あたたかい服を作ってくれるって!

 

みんなで色とりどりの落ち葉を拾い集めて、体にかけて地面にごろん。

 

みのむしさんがあたたかい落ち葉の服を作ってくれました。

 

みんなで冬への身支度です。

 

ミノムシさんに、お礼にフルーツをあげると、

 

フルーツの皮をつかって、あたらしいカラフルな洋服を作りましたというお話。

 

登場する虫さんを擬人化していて、虫と人の距離がとにかく近く、

 

虫の種類や、生態もよくわかり、何より虫と友達になれるという夢のようなお話に、

 

子どもも夢中です。

 

色鉛筆、クレバスを使った色鮮やかなタッチが素敵で、

 

虫たちと一緒に、むしのもりで、色んな挑戦をするお話です。

 

作者の虫が大好き!昆虫への愛情が伝わってくる一冊(*^^)v

 

《著者紹介》

作:タダサトシ

1968年東京生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。物心つく頃から昆虫が大好き。

本気で虫と友達になれると思い、飼育したり、絵や工作で表現しては、楽しんでいた。

著書に『むしのもり』(小学館)、『カブトくん』『カマキリくん』『ありんこリンコちゃん』(以上こぐま社)などがある。

※絵本より引用

【作:タダサトシ 出版社:小学館

 


おいでよ! むしのもり (創作絵本シリーズ)

 

 


むしのもり (おひさまのほん)