★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

はしれトロッコれっしゃ *西片拓史

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れっしゃが大好きなこうくんが、山のふもとの 小さな駅に いくと、

 

小さな 影が 駅の裏へ 消えていくのが見え、追いかけました。

 

すると草むらの向こうには、小さな駅があり、くまの運転士さんが、

 

車掌がいないと困った様子。

 

こうくんは思わず、ボクが手伝うよといって、

 

一日車掌さんになることに。

 

こうくんは出発進行~と大きく笛をふくと、トロッコ列車が出発します。

最初の駅は、がっこうまえ。

 

しかの先生に、新しい車掌さん頑張ってと声をかけられ、こうくんはドキドキしました。

 

トロッコ列車は山の中をぐんぐん進み、もうすぐトンネルです。

 

トンネルの先に次の駅が見えて来ました。

 

こうくんは『やまのまんなかえきー』とアナウンスを流します。

 

まんなかえきを通過すると、今度はさかみちが続きます。

 

急な坂を上るためスィッチバッグというジグザグ線路があります。

 

こうくんはポイントを切り替えます。

 

列車は後ろ向きに坂を上っていきます。

 

トロッコ列車は山の上までやってきました。

 

出発した駅はふもとに小さく見えています。

 

急なカーブを曲がると、前に列車が見えてきて、

 

どうやら荷物が重くて、登れず立ち往生しています。

 

こうくんは、うしろから押してあげたらどうかとくまの運転士さんに、

 

アドバイスしました。

 

こうくんが二つの列車を連結して、みんなで応援すると、

 

トロッコ列車はゆっくりと動き出しました。

 

坂をのぼりきると、湖の上に 大きな橋が見え、

 

橋の上に新しい駅ができたようです。

 

橋の上の駅が終点です。

 

くまの運転士さんは、こうくんに、『立派な車掌さんだったよ。』と、

 

くまさんとこうくんは帽子を交換しました。

 

そしてヤギの村長さんから、正式に山のトロッコ列車の車掌さんに任命してもらい、

 

どんぐりがたのバッジをもらいました。

 

絵がとても可愛らしくて、山のトロッコ列車とあって、運転士さんも、

 

乗客もみんな森の中の動物たち。

 

こうくんは、一日車掌を立派に勤め上げる。

 

途中列車を連結させたり、橋や、トンネルも通過しながら、

 

スィッチバッグなど、専門的な用語も出てきて、

 

電車、列車好きな子どもにぴったりな絵本です。

 

スィッチバッグのところは、どういうものか、詳しく文章でも、絵でも

 

説明があり、子どもは夢中で聴いていました。

 

2歳児ぐらいからおすすめ絵本です!

 

 

《著者紹介》

作:西片拓史(にしかたたくし)

1962年東京都に生まれる。

幼児向け月刊誌、図鑑などでも活躍中。

『はっけんずかんのりもの』<学研教育出版>、『はつゆき』『ふみきりカンカン なにがくる?』『ねむれないこのくに』(小竹守道子・文)<岩崎書店>などがある。

※絵本より引用

【作・絵:西片拓史 出版社:教育画劇

 


はしれトロッコれっしゃ