子どもは妖怪が本当に大好き(*^-^*)なぜ夢中になるのでしょうか?
目がたくさんある妖怪に、首がなが~く伸びるろくろくび、くちさけおんな、
天狗や河童も出てくる。あれも妖怪だったのかと。
天狗や河童は、妖怪というくくりではなくて、ひとつのジャンルと思い込んでいました!
妖怪がいっぱい出てくる、妖怪美術館。
美術館というだけあって、名作のパロディーが沢山でてきて、
大人が読んでいても楽しい絵本。
妖怪の女の子に、帽子を取られてイタズラされてしまったり、
それはそれは奇想天外な美術館。
子どもの面白い、好きと、大人の面白いが同居する絵本。
親子で面白がるツボが違うのが、それがとても愉快。
見ている視点、追っている視点が違うんでしょうが、
同じ読み聞かせの時間を、楽しんでいることに変わりはないので、
とてもユニークです!
妖怪とはいっても、日常で目にするネコだったり、鉄瓶、灯篭、びわ(楽器)、
傘、ちょうちん、タコがモチーフになっているので、子どもが怖がる妖怪ではなく、
どこか見たことがあったり、出会ったことがある、親しみを感じる妖怪がたくさん
出て来ます。
『これなんだろうね?』とかクイズを出しながら、読み聞かせしました(*^^)v
また美術館でいつか目にするかもしれない名作のパロディーを、
本物の作品を見た時に、『あれ?どこかで見たな。妖怪絵本に出て来たな。』とか、
美術作品に興味を持ってもらう一歩になったらいいなと思います。
【作:広瀬克也 出版社:絵本館】