美術館やアートが好きで、毎年美術館や展覧会、日本各地のトリエンナーレや、
香川県の直島のように島プロジェクトなどが好きで足を運んできました。
どうして美術が好きかと言えば・・・・やはり幼い頃から両親に美術館などに
連れて行ってもらった影響が大きいと思います。
子どもと一緒に初めて美術館デビューしたのは、生後10か月の頃かなと記憶しています。
その後、葛飾北斎の浮世絵を観に行って、クリムトにも行きました。
子どもは子どもで、まだ絵画なんてわからないかなぁ~と思いきや、
自分の感性で興味を持って楽しんでいます(*^^)v
幼いうちに名画(本物)に触れる時間を大切にしたいなと考えています。
この絵本はミッフィーと一緒に、名画を観ようという企画で、
フェルメールの作品について一緒に観ていきます。
フェルメールは光と影を使って、まるで写真のように、服や、アクセサリー、
カーテン、食べ物まで、リアルな質感を見事に描きあげる画家。
ミッフィーとフェルメールは同じオランダ出身という共通点から、
子どもの『なんだろう?』『なぜ?』『どうして?』の視点に立って、
芸術・美術の楽しみ方、新しい発見、豊かな感性を育ててくれるような絵本です。
大人でちょっと敷居が高いなと思われている方にも、ぜひ読んでもらいたい絵本。
絵本で紹介されていてる作品は全部で12点、
それぞれの作品についての解説も最後のページでされています。
*牛乳を注ぐ女
*デルフトの眺望
*小路
*真珠の首飾りの少女
*手紙を書く女
*少女
*レースを編む女
*窓辺で手紙を読む女
*手紙を読む青衣の女
*ディアナとニンフたち
*絵画芸術
まるで、美術館に行って絵を鑑賞してきたような読了感。
どこにでも持ち運べる美術館みたいに。
子どもと一緒におうちで名作を楽しめる一冊です(*^-^*)
《作家紹介》
1632年オランダ・デルフト生まれ。おそらく15歳のころから絵の修行をはじめ、21歳で結婚、プロの画家としての活動を開始する。画家組合の理事に史上最年少で選出されるなど、若くしてその画業は注目されていたようだ。しかし、晩年は、フランス軍侵攻 (1672年)などにより国の経済状況が悪化したため生活に困窮し、生計を立てるために絵画制作以外の仕事も行った。その生涯のほとんどをデルフトですごし、1675年43歳で死去。現存する作品は少ないが、時代を超えて多くの人びとを魅了している。
1972年オランダ・ユトレヒト生まれ。10代のころから画家にあこがれていたが、24歳のとき父の出版社でデザイナーとして働きはじめる。1953年結婚し、はじめての絵本『りんごぼうや』を出版。グラフィックデザイナーとして『ブラック・ベア』シリーズなど
2000冊以上の装丁を行い、また『ミッフィー』シリーズなど120タイトルを超える絵本を制作。全世界で約50ヵ国語に翻訳され8500万部以上のロングセラーとなっている。現在も、ユトレヒトの街で創作にはげみ、新たな絵本をつくり続けている。
※絵本より引用
【構成:菊池敦己 文:国井美果 出版社:美術出版社】