★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

さぁ、ひっぱるぞ!   

 

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からだは小さいけど、とっても 力持ちのタグボートのお話。

 

表紙のいたずらっぽい表情と、船の先端部分のゴムが鼻になっていて、

 

やる気満々の、鼻息の荒さが伝わってくるような表紙。

 

表情豊かなタグボートの絵に注目してもらいたいと思います。

 

小回りがきくタグボート

 

大きな船が港に到着したら、体の見た目とは想像もつかない程の力で、

 

大きな船を動かす、さぁおいらの出番だ。

 

最初のお客さんは、石油を積んだ、大きなタンカーだ。

 

タンカーはあまりにタグボートが小さいの、心配している。

 

でも、心配ご無用!

 

いわや砂で、タンカーのお腹をこすらないように、慎重に動かしていく。

 

お次はもっと大きな貨物船を、港へいざなう。

 

どんな大きな船が相手でも、小さくても力持ちのタグボートはなんのその。

 

小回りもきくから、港で大活躍のタグボート

 

今日の仕事が終われば、ちゃんと明日も仕事ができるように、

 

タグボートの点検も忘れずに!

 

せんたいはまがってない?

 

バンパーは

 

これも大事な仕事(*^-^*)

 

タグボートの表情がとても豊かで、力を入れて歯を食いしばっている姿や、

 

どうやって運ぶか思案しているときの表情、

 

得意げになって調子にのっている姿が愛らしい。

 

また表情だけでなく、字の大きさや色が変化して、

 

タグボートの気分や、頑張りが言葉にも溢れている。

 

子どもの読み聞かせするのに、タグボートの心情まで、

 

伝わりやすい絵本です(*^-^*)

 

《著者紹介》

文:ケイト・マクマラン/ 絵:ジム・マクマラン

ケイト・マクマランは、アメリカのミズーリ州セントルイス育ち。大学卒業後、

小学校教師や編集者を経て作家となる。翻訳された作品に『ドラゴン・スレイヤー・アカデミー』シリーズ(岩崎書店)などがある。夫のジム・マクマランは、

中国のチンタオ生まれ。アメリカの美術学校を卒業後、イラストレーター、デザイナー、舞台美術家として、幅広く活躍している。夫妻の共作は『さぁ、たべてやる!』(評論社)など10冊近く出版されている。

 ※絵本より引用

【作:ケイト・マクマラン 絵:ジム・マクマラン 訳:さくまゆみこ 

 出版社:評論社】

 


さあ、ひっぱるぞ! (児童図書館・絵本の部屋)