★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

さぁ、ひっぱるぞ!   

 

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からだは小さいけど、とっても 力持ちのタグボートのお話。

 

表紙のいたずらっぽい表情と、船の先端部分のゴムが鼻になっていて、

 

やる気満々の、鼻息の荒さが伝わってくるような表紙。

 

表情豊かなタグボートの絵に注目してもらいたいと思います。

 

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小回りがきくタグボート

 

大きな船が港に到着したら、体の見た目とは想像もつかない程の力で、

 

大きな船を動かす。

 

”よういはいい?

 

ロープは? まいてある!

 

せんたいは? がんじょうさ!

 

バンパーは? ぱんぱんだ!

 

エンジンは? かかってる!

 

スクリューは? まわってる!

 

えんとつは? けむりをはいてる!

 

きてきは? ポー!

 

すべて オーケー。 さぁいくぞ!

 

そくどを、あげろ!

 

ブルルルルルン!

ブルルルルン・・・・!

 

まず、ふねが いかりを おろす ところまで

 

どう すすむか みて おこう。

 

これが さいしょの おきゃくさん。

 

せきゆを いっぱい いれた タンカーだー。

 

やぁ、モービー・ディー!

 

むかえにきたよ。

 

なに?おいらが ちっちゃすぎる?

 

しんぱいするなって。

 

 

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よいしょ、よいしょ。

 

いわや、すなが タンカーのおなかを こすらないよう ちゅういしなきゃ。

 

あせるな、モービー・ディー!

 

ブレーキだ!

 

エンジンをぎゃくに ふかして!

 

どっどっどっど!

 

とまったぞ。どんなもんだい。

 

へさきを ごつん!

 

うしろを えいっ!

 

こんどは まんなかを

 

ぐいぐいぐい。

 

おちついたかい、モービー・ディー?

 

ありがとう!

 

つぎの おきゃくさんは、

 

きょだいな かもつせん。

 

やぁ、カーラ! いっしょに おどらない?

 

えっ?おいらには でかずぎる だろうって?

 

へっちゃらだい。

 

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よいしょ、よいしょ、よいしょ。

 

はしが あるぞ!

 

しんぱいするな、カーラ。

 

あたまを ぶつけたりは しないよ。

 

ポー、ポー!

 

さぁ、ついた。

 

おいらの ちからは ずごいだろ!

 

かんしんしたら、きてきを ならしてね。”

 

さいごに、とくだいなふね、ごうかきゃくせんを みなとまではこんで、

 

”きょうの しごとは、これで おしまい。さぁ かえろう。

 

さいごの てんけんだ。

 

ロープは? かわかしてるとこさ。

 

せんたいは? へこんでるな。

 

バンパーは? まがっちゃた。

 

エンジンは? まぁまぁだな。

 

スクリューは? ゆっくり まわってる。

 

えんとつは? けむりがほそい。

 

きてきは? ポー!

 

ちょっと やすんで くるよ。

 

あしたは また すごく おおきな ふね が3せき 

 

はいってくるからね。”

 

 

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タグボートの表情がとても豊かで、力を入れて歯を食いしばっている姿や、

 

どうやって運ぶか思案しているときの表情、

 

得意げになって調子にのっている姿が愛らしい。

 

また表情だけでなく、字の大きさや色が変化して、

 

タグボートの気分や、頑張りが言葉にも溢れている。

 

子どもの読み聞かせするのに、タグボートの心情まで、

 

伝わりやすい絵本です(*^-^*)

 

 

《著者紹介》

文:ケイト・マクマラン/ 絵:ジム・マクマラン

ケイト・マクマランは、アメリカのミズーリ州セントルイス育ち。大学卒業後、

小学校教師や編集者を経て作家となる。翻訳された作品に『ドラゴン・スレイヤー・アカデミー』シリーズ(岩崎書店)などがある。夫のジム・マクマランは、

中国のチンタオ生まれ。アメリカの美術学校を卒業後、イラストレーター、デザイナー、舞台美術家として、幅広く活躍している。夫妻の共作は『さぁ、たべてやる!』(評論社)など10冊近く出版されている。

 

 ※絵本より引用

 


さあ、ひっぱるぞ! (児童図書館・絵本の部屋)