★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

おでかけのまえに 

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旅行前になると、一週間前から何を持っていこうかと幼い頃、

 

ドキドキと、ワクワクで、何度も出しては入れてを繰り返した。

 

最初のうちはおもちゃ全部持っていきたくて、小さなリュックから溢れて、

 

選ぶのが大変だった。

 

決まって祖父母の家に遊びにいくときの、

 

新幹線の中で食べるおやつはキャラメルだった。

 

普段は買ってもらえない甘いお菓子に、特別感で心が弾んだ。

 

キャラメルを見つけると、懐かしい気持ちが込み上げてくる。

 

日曜の朝、あやこは起きると、真っ先に窓にかけより、

 

晴れているのを確認し、今日はピックニックに行けると大喜び。

 

お母さんは台所で、おべんとうの準備中。

 

テーブルにはお弁当につめる、おいしそうな料理がたくさんスタンバイしています。

 

あやこは、朝ごはんを食べると、あやこはいいことを思いつきました。

 

ママ見て!おべんとう詰めてあげたよ。お手伝いしのと得意げです。

 

おにぎりも、卵焼きも、唐揚げもてんこ盛りに、ぐちゃぐちゃに入っています。

 

お母さんはびっくり。

 

お父さんは洗面所でひげをそっています。

 

お父さんのバッグがまだ空いていて、あやこはチャックをしめてあげようと

 

思いましたが、バッグに入っていたカメラのヒモが邪魔になって、閉められません。

 

あやこはヒモをひっぱってみると、「かばんがパンクしっちゃた。」

 

バッグの中のものがぐちゃぐちゃに飛び出してしまいました。

 

パパはあやこは着替えて準備しなさいと声をかけると、

 

ママがあやこのお気に入りの服に着替えさせてくれました。

 

パパとママが準備できるまで、一人で待っていることに。

 

あやこは、いつもママが出かける時にしていることを、

 

鏡の前で、お化粧しだしました。

 

またまたママはびっくりです。

 

顔を綺麗に拭いてもらい、さぁ出発です!という微笑ました絵本。

 

大人の背中を良く見ています。

 

おべんとうをつめてみたり、かばんの荷物を引っ張り出したり、

 

お化粧をしてみたり。

 

お願いだからじっとしててね!と母は思います。

 

子どもは精いっぱいお手伝いして、準備をしているつもり。

 

おでかけまえから、もうおでかけは始めっていて、

 

こうした準備からもう、旅の思い出の一つになっている。

 

おでかけまえのハプニングの数々を楽しめる余裕を持ちたいです。

 

一緒に楽しめたら最高の思い出になるはず☆彡

 

《著者紹介》

作:筒井頼子

1945年、東京に生まれる。埼玉県立浦和西高校卒業。絵本には『はじめてのおつかい』

『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』『とん ことり』

『ながれぼしをひろいに』『おいていかないで』(以上福音館書店)などがある。

 

絵:林明子

1945年、東京に生まれる。横浜国立大学教育学部美術科卒業。絵本には『はじめてのおつかい』『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』『とん ことり』

『おふろだいすき』『きょうはなんのひ?』『こんとあき』『おいていかないで』

『はっぱのおうち』『でてこい でてこい』『くつくつあるけのほん』(全4冊)

『クリスマスの三つのおくりもの』(全3冊)(以上福音館書店)などがある。

※絵本より引用

【作:筒井頼子 絵:林明子 出版社:福音館書店

 


おでかけのまえに (幼児絵本シリーズ)