ニットさん *たむらしげる
毎日寒い日が続きますが、こちらの絵本は読んでいてほっこり暖かくなる絵本です☆
表紙をよくみると、絵がすべて毛糸で編んだニット模様になっています!
ニットさんは、編み物が得意です。
自分が欲しいもの、何でも編むことができます。
シャカシャカと編んでいると、ちょっと頼りなさげな、ふっくらした椅子ができました。
のどがかわいたニットさんは、次にダイニングテーブル、ティーカップ、花瓶まで。
お茶を楽しんでいると、冷たい風が吹いてきました。
すると、シャカシャカと大きな大きなものを編み出しました。
ニットさんも、ダイニングテーブルも、すっぽりと覆う赤い屋根のおうちを作りました。
そして、かわいいネコがいたらいいなぁ~と黒猫を編み、
いつの間にか夜になったので、空に浮かぶ月を編み出しました。
そろそろ寝る時間です。
ニットさん、暖かそうなふかふかのベッドを編みました。
最後のページはニットさんが地球をまるっと作って、惑星や宇宙まで
編み上げたページになっています。
編み物はとても細かい作業で、マフラーひとつ編むのにも数か月かかることもあります。
実際に家具なんて大きなものを作ったら、目の前がクラクラとしてくる気がしますが、
そこが絵本のいいところ!(^^)!
何でも作れるニットさん。毛糸で編んだものが、
私たちの想像をはるかに超える大作で、カラフルな毛糸と、
毛糸特有のぬくもりが、冬の寒さを忘れさせてくれるようです(*^-^*)
読者が想像力で編み出して、ニットさんの世界を広く紡いでいける一冊だと思います。
《著者紹介》
作:たむらしげる
1949年、東京に生まれる。絵本作家、映像作家、絵本に『ありとすいか』(ポプラ社)、『おばけのコンサート』(福音館書店)、『ゆきだるまくん どこゆくの?』
(偕成社)、『まじょのケーキ』(あかね書房)など、画集に『水晶山脈』(アノニマスタジオ)、『ファンタスマゴリア』(架空社)、漫画集に『結晶星』(青森工藝舎)などがある。画集『メタフィジカル・ナイツ』で小学館絵画賞、映像作品に『銀河の魚』(SME・ビジュアルワークス)で毎日映画コンクール大藤信朗賞、『クジラの跳躍』(バンダイビジュアル)で文化庁メディア芸術際アニメーション部門大賞などを受賞。
※絵本より引用
【作品:ニットさん 作者:たむらしげる 出版社:イースト・プレス】