初めて路線バスに乗せる前の、読み聞かせに選んだ一冊。
路線バスが車庫を出るまえに、安全を確認するための点検の様子・手順から、
運転席にある普段はあまり見る機会のない装置の説明もあり、
子どもは大興奮していました!
バス停にバスが到着すると、前方のドアから人が降り、
後方のドアが開き、そこから乗車すること、
降りるときには、席の近くのボタンを押して、事前に降りることを伝えることなど、
バスに乗るときのルールが詳しく絵や図で詳細に描かれており、
これから初めてバスに乗る子に、わかりやすい絵本だと思います。
バスの中の非常口の場所と、優先席の場所、車いす席の場所や標識の説明もあります。
バスの横から見た断面図や、上からのぞいた図などで、バスの中の全体を
把握することが出来ます。
そして大切な運賃の計算方法や、支払い方までしっかり解説されています。
あまり車を運転するようになってからは、乗る機会が減ってしまい、
ずいぶん昔のバスとは勝手が違うなと感じました。
例えば現金で両替もして丁度を支払わないといけなかったように記憶していますが、
ICカードで支払うことができたり、車いすの方が乗りやすいように、
運転席にあるボタンを押すと、バスの車体をゆっくりと乗車側に傾かせ、
スロープを出し、スムーズの車いすが乗車できるしくみになっていたり、
いろんな人が、利用しやすいように、工夫がされているんだなと思いました。
子どもと今度、絵本を思い出しながら、バスに乗ってみたいと思います(*^-^*)
《著者紹介》
作:鎌田歩(かまたあゆみ)
1969年東京生まれ。長野県松本市で少年時代をすごす。おもな作品は『なんでもあらう』『新幹線しゅっぱつ』、『空港のじどうしゃ』(「おおきなポケット」2009年4月号)、『せいそうせんのくりんまる』(「こどものとも」2012年5月号)、『どうろせいそうしゃ』(「かがくのとも」2009年10月号)『サッカースタジアム』(同2013年2月号)、以上福音館書店。『はこぶ』(教育画劇)、『はしる!新幹線「かがやき」』
『はしる!新幹線「のぞみ」』『はしる!新幹線「スーパーこまち」』(以上PHP研究所)。挿絵、装丁に『歩く』(講談社)、『ダーティドラゴン』(小学館)、『SFマガジン』(ハヤカワ書房)などがある。『なんであらう』『新幹線しゅっぱつ』『空港のじどうしゃ』は台湾で翻訳出版された。
※絵本より引用
【作:鎌田歩 出版社:福音館書店】