★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

きもち   文/谷川俊太郎 絵/長新太

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前半は言葉はなく、長新太さんの絵で進行していきます。

 

子どもの気持ちは、1日の間に何度もいろんな気持ちに変化し続ける。

 

友達とおもちゃをとりあって喧嘩したこと、

 

ひとりは勝ち誇った気持ち、もう片方は、悲しい気持ち、悔しい気持ち。

 

お母さんに会ったときの、うれしい気持ち、

 

病院で注射されて、痛くて、怖くて、涙が出る。

 

それを同じ年齢の女の子に見られて、バツが悪く、恥ずかしい気持ち。

 

お父さんと、お母さんが喧嘩して、不安な気持ち。

 

いろんな気持ちが生まれては、また消えていき、その繰り返し。

 

やさしいきもち、おこるきもち、はずかしいきもち、うれしいきもち、

 

おそろしいきもち、かなしいきもち。

 

大人もも子どももみんな、きもちをもっている。

 

でも自分と、ひとの気持ちは違う。

 

だから相手の立場にたって、相手の気持ちに寄り添って、

 

考えてみることが大事。

 

大人になって忘れかけていた大切なことを、気づかせてもらえるような一冊です。

 

前半の絵だけの描写でも、どんな気持ちか手に取るようにわかります。

 

子どもと読み聞かせするときには、「どんなことがおきていると思う?」

 

「この子は、今どんな気持ちだと思う?」と問いかけながら、

 

相手の気持ちを想像し、考える機会になる一冊です!

 

4歳から小学校低学年までの子どもにおすすめな絵本です(*^-^*)

 

【文:谷川俊太郎 絵:長新太 出版社:福音館書店

 

 


きもち (福音館の単行本)