子どものに読み聞かせしようと選んだイソップのおはなし。
作者のバーバラ・マクリントックが選ぶ9話です!
『キツネとカラス』『キツネとツル』『町のネズミといなかのネズミ』
『オオカミとツル』『キツネとネコ』『オオカミと子ヒツジ』『カラスとクジャク』
『キツネとブドウ』『オオカミと犬』からなるお話です!
知らないお話も多くあり、イソップのお話はまだまだ読んでいない作品がたくさん
あるのだと驚きました!
どのお話もイソップらしい、ブラックユーモアで人生の教訓を伝えてくれます。
子どもに読み聞かせする際には、ちょっとまだ話の内容が難しく、
お話の伝えたい意図や、想い、教訓を読んだ後に、
説明しないといけないものが多いのですが、この絵本は、絵本の登場人物が、
最後にきちんと教訓をわかりやすく話してくれるので、子どもの読み聞かせにも
非常に分かりやすい絵本だと思います(*^-^*)
クラシックなヨーロッパ調の服に身を包んだ動物たちが、表情豊かに、
寓話の面白さをそれぞれに表現しています☆
最後は劇場で劇をみていたかのように、舞台挨拶が行われていて、
そこにもクスリと笑える意外性があります。読者を最後まで飽きさせない絵本です。
《著者紹介》
米国ニュージャージー州生まれ。19歳で絵本作家を志し、モーリス・センダックのすすめでニューヨークに移る。主な作品に、『ないしょのおともだち』『どろんこのおともだち』『小さなミンディの大かつやく』(以上、ほるぷ出版)、『シモンのおとしもの』(あすなろ書房)など。
訳:福本友美子
公共図書館に勤務した経験をいかして、翻訳、評論など幅広く活躍。「おさるのジョージ」シリーズ、『ヌードル』『りこうすぎた王子』(以上、岩波書店)、『としょかんライオン』(岩崎書店)など、訳書多数。バーバラ・マクリントックの絵本の翻訳は本書で8作目になる。
※絵本より引用
【作:バーバラ・マクリントック 訳:福本友美子 出版社:岩波書店】