★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

みち  *五味太郎

 

これまでに400冊以上も作品をつくってきた五味太郎さん。

 

色使いや、絵の世界観、ハッとさせられる言葉の数々は、

 

私たちの感性をいつも刺激してくれる。

 

このカラフルな表紙に、とてもワクワクしました。

 

私たちの目の前に一本の道がある。

 

人がひとり通るのもやっとなぐらいの狭い道や、車が何台も走れる、広い道。

 

最初は一本の道でも、途中二本の分かれ道になるかもしれない。

 

右にいくか?左にいくか?どんな景色が待っているのだろうか。

 

時には深い森のように、道なき道を歩むこともあるかもしれない。

 

川は船が通る道。川の上を走る橋は、川をまたぐ道。

 

空に描かれた飛行機雲は、飛行機が通った道。

 

長いレールの道は、汽車の道。

 

道は外にしかないわけではない。家の中にもたくさんの道が通っている。

 

煙のが通る道、煙突。

 

電波の通る道は、電線。空気が通る道は通風孔や換気扇。

 

ガスの道も、水の通る道もある。

 

いろいろな道があって、私たち人間や、私たちの暮らしが成り立っている。

 

道は繋がっている。色々な景色を見せてくれる。

 

同じ道でも、歳が違えば、背丈が違えば、見えてものも変わるかもしれない。

 

私たちの前には、人生という道が広がる。今日もたくさん歩こう。

 

【作:五味太郎 出版社:福音館書店

 

 

 


みち (かがくのとも絵本)