子どもの小さな心の叫び、願いが絵本になっています。
大人が読むと、身につまされる絵本で、自分の子ども時代に戻ると、
親が喧嘩しているのを泣きながら止めた記憶が蘇ってきました。
うちの家族は喧嘩するほど仲がいい家族で、よくぶつかったりもしたけれど、
後に引きずらず、すぐに仲直りしていましたが、
両親の喧嘩のほんの一瞬の時間さえも、
布団にもぐって不安で耳を塞いでいた覚えがあります。
幼心に傷ついていました。
でも両親が仲が良くて、ニコニコと笑っていてくれるだけで、
子どもはのびのびと、自分らしく、どんな困難にも立ち向かえるし、
新しいことにも挑戦していける勇気がわいてきます。
自分という存在をまるまる肯定してもらえているような、
家庭が安全基地となって、初めて外の世界へと繰り出せるのです。
友達と仲良く関係を築けるのも、両親、家族が仲がいいからこそ、
相手を信頼することに繋がるのだなと絵本を読んでいて、
改めて思いました(*^-^*)
子どもの社会の第一歩である家族。その小さな社会から幸せにしていきたいと思います。
多くの子ども達が幸せでありますように☆彡
【文:キャスリン・ホワイト 絵:クリフ・ライト 訳:山口文生 出版社:評論社】