息子が大好きな”そらまめくんシリーズ”の作者の作品です!
どんぐり村で帽子屋さんを営む、どんぐりのぽーと、ちーと、くりん。
村で帽子が売れなくなり、どんぐり町まで、お客さんを求めて遠征します。
そこでも、なかなか帽子が売れずに途方にくれていると、
ねずみの親子が同じ帽子を4つも買ってくれました。
同じ帽子じゃ、誰のか見分けがつかなくなるんじゃないかと心配になり、
その後ねずみさんが、どうやって帽子を使うのか気になって、
後をついていきました。
すると、捨てられていた絵具を使って、4つの帽子に色とりどりの絵を描き、
オリジナルの帽子へと変身させていました。
その光景をみていたぽーと、ちーと、くりんは、
さっそく町に捨てられた材料を採取にでかけました。
毛糸の帽子が捨てられていれば、毛糸をほどき、
布切れを拾い、ボタンや、リボン、木の実、草の実、お花まで。
持ち帰った材料で、カラフルなデザインのかわいい帽子をたくさん作り、
お店に並べると、瞬く間に帽子が売れて行きました。
どんぐりたちは、町から村に戻って、同じように新しいデザインの帽子をつくり、
リニューアルオープンさせると、みんな嬉しそうに、新しい帽子を手にとり、
わくわくしながら、お気に入りの帽子を選んでいきました。
お店はたちまち大人気になりましたというお話です。
お店屋さんごっこに興味を持っている息子へ、読み聞かせしました。
大人になったら、いつか仕事をするようになる。
そして、大人は働いている時間が人生の中で、とても長い。
どんな仕事に就いても、仕事に行き詰ったときに、
この絵本のどんぐりたちのように、めげずに、工夫して、知恵を絞って、
働いていてわくわくするような、そんな時間に変える力を持ち続けて欲しいなと
思いました。働くこと、仕事に、希望と夢を持たせてくれる一冊です!
何か困難な状況になったときも、前向きに、その困難をバネに伸びっていって
欲しいなと思いながら読み聞かせしました(*^-^*)
とても可愛らしく、勇敢な絵本です☆彡
《なかやみわ》
作:なかやみわ
埼玉県生まれ。女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業。企業のデザイナーを経て、絵本作家になる。主な絵本に『そらまめくん』シリーズ(福音館書店・小学館)や『クレヨンのくろくん』シリーズ(童心社)、『こぐまのくうぴい』シリーズ(ミキハウス)など、他にも人気作多数。可愛いキャラクターたちが大活躍する心温まる作品は、子どもたちやお母さんに高い指示を得ている。
※絵本より引用
【作品:どんぐりむらのぼうしやさん 作:なかやみわ 出版:学研プラス】