私たちが見ている世界が真実かはわからない。
もしかしたら、今私たちが見ている世界が、つくられた世界で、
同時進行しているもう一つの平行世界が存在するかもしれないし。
ありえない!と思っていることは、実はありえる!かもしれないし、
『こういうものだ』と思っていた常識が、ひょんなことからひっくり返るかもしれない。
大人になるにつれて、固定概念に、いつの間にか縛られていることがあるけれど、
大人になっても、作者のエリックカールのように、
こんな自由な発想・想像力を持っていたら、
一人でも楽しく生きていけそうだと思う(*^^)v
世界は一気にカラフルに彩られるかもしれない。
カンガルーのおなかのポケットに、ひょっこり顔を出したのは、人間の子だったり、
2匹のヘビがつながっている!?どちらが頭で、どちらかがしっぽなのか?
お互いがどっちに進むかによっては、引っ張り合いになってしまうかも!?
ここは、一つ協力しようじゃないか。
空を飛ぶ鳥が、海を泳いでいる。いや、おぼれている!?
のどがかわかないのがいいと言ってる場合ではない。息すら出来ない。
それとも進化してエラ呼吸ができるようになるのかも。
鳥だって時には、泳ぎたいのかも。
テクテクタクシーは乗る必要ある!?
いやいや、人生こそ余白や余分が大切なのだ。
目的地到着までに、どのぐらいの時間がかかるだろう?
時間をかければかけるほど、歩けば歩くほど、楽しいことが待っていそうな予感。
犬に飼われている人間。
もう飼えなくなったからって追い出されてしまった。
今日から、のらニンゲン。
また、わたしを飼ってくれる犬を探さなくちゃ。
てんてん主義者ですか?それとも、しましま主義者ですか?
投票で決めようと、選挙にでたトラとヒョウ。
どちらもごぶごぶの結果。
民主主義の結果、半分てんてん、半分しましまに。
お互いに手を取り合って生きていこうじゃないか!
『ありえない!』ことを考えるのは楽しい。
タラレバを考えるのも、いつまでも尽きることなく面白い。
『ありえない!』って子どもと一緒になって笑っていられる時間が幸せだ。
《著者紹介》
作:エリックカール
絵本作家。おもな作品に、『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』
『ごきげんななめのてんとうむし』『だんまりこおろぎ』『できるかな?あたまからつまさきまで』『ホットケーキできあがり!』などがある。
※絵本より引用
【作:エリックカール 訳:アーサー・ビナード 出版社:偕成社】