自転車は人の乗り物という概念を、楽しい発想で崩してくれる絵本。
ボディーが長い自転車に、とっても小さな自転車だったり、
2つの車輪はあるけど、ペダルとハンドルがない自転車だったり、
ハンドルが段違いに2つ付いていたり、
これは誰の自転車だろう?思いを巡らせながら、
1ページ1ページをめくるのが楽しい。
自転車の胴が長くて、足は短そうな生きものが乗る自転車が丘の上に。
誰が乗っている自転車だろう?
ページをめくると、
ワニさんの自転車でした。
ワニさんがもしも自転車に乗ったら、こんな感じなんだと感心してしまう。
モグラさんが地下トンネルを自転車で走って出口につくと、
とっても小さな小さな自転車が。
ハンドルも、ペダルも、サドルもない。
真ん中で二つ折りになるような形の自転車が。
これはだれの乗る自転車かな?
身体を上手に折り曲げながら、坂道もスイスイと上がっていく。
手がなくても、足がなくても、上手に自転車を乗っている。
次の自転車はサドルもペダルも一つだけど、
ハンドルだけは段違いで2つある自転車。
これはだれが乗る自転車かな?
カンガルーさんの親子が一緒に乗る自転車でした。
親子で仲良くツーリング。
生きものの身体の特長を生かした、不思議な形の自転車が次々に登場し、
ページをめくるたび、次は誰だろう?とワクワクしてきます!
文字数も少なく、幼児も十分楽しめる絵本ですが、
色んな動物は、虫の知識がありながら、想像する力が育った、
小学校低学年ぐらいでもいいかな?と個人的に思いました!
大人になると逆に頭が固いせいか、ことごとく答えを外しましたwww
親子でクイズを出し合いながら、絵本の時間を楽しめます!
【作・絵:高畠純 出版社:フレーベル館】