「もしも?」シリーズ図鑑が大好きな息子。
今回はもしも?現代で恐竜を飼うとしたらという切り口から、
恐竜が生きた時代から、発掘された場所、生態まで楽しく学ぶことができる。
もう絶滅してしまって、骨にしか会えない恐竜が、もしも今も生きていたら、
一緒に暮らすとしたら?自分の家の庭で飼うなら?
一緒に散歩は行けるの?とか、どんな餌をどのぐらい用意したらいいのか?
という空想科学図鑑になっています!
ただ空想する図鑑だけでなく、実際に化石が出土した場所から、
生態、体格などの基本的な知識も一緒にバランスよく学ぶことが出来るところが、
「もしも?」図鑑の他の図鑑にはない良いところです。
群れで生活している恐竜は、群れで飼育が必要になったり、
そのためには広大な土地が必要になり、遠目で観察しましょうと。
生肉を食べる恐竜は、近づくと危険なので、
餌付けには細心の注意を払ってくださいという説明があったり、
トリケラトプスは角をこする習性があるため、太い丸太を用意しましょうなど、
頭頂部にドーム状のこぶがある、パキケファロサウルスは、子どものうちは頭を色んな
ところにぶつけるので、ボクシングのサンドバッグなどを活用しましょう。
大人になると頭突きの回数も減ります。減ってきたら大人になった証です。
などなど、現代で飼うとしたら、どんなものを代用して、
飼育するかが空想されていて読んでいて、とても興味深い内容になっています。
子どもは、生肉はスーパーに買いにいかなきゃと、
とっても現実的意見。
家計が大変だろうなぁ~肉食恐竜を買うのはと、大人も夢のない空想をしたり笑
少し字が小さく、漢字も多いので、フリガナはありますが、小学生以上におすすめの
恐竜図鑑です!
《著者紹介》
著:土屋健
サイエンスライター。オフィスジオパレオント代表。金沢大学大学院博士前期課程修了。修士(理学)。科学雑誌の編集者を経て現職。地球科学、とくに古生物学を得意する。
監修:群馬県立自然史博物館
製糸場で有名な富岡市にあり、地球の誕生から生命の進化の歴史、群馬県の豊かな自然を紹介しています。1996年開館。常設展示は、全長15mのカマラサウルスの実物骨格やブラキオサウルス(ジラッファティタン)の全身骨格、ティラノサウルスの実物大ロボット、トリケラトプスの産状復元と全身骨格をはじめ、群馬県の豊かな自然を再現したジオラマ、ダーウィン直筆の手紙、アウストラロピテクスなどの化石人類のジオラマなどが並び、「見て・触れて・発見できる」展示です。企画展も年に3回開催しています。
※絵本より引用
【 監修:群馬県立自然史博物館 著:土屋健 出版社:実業之日本社 】