★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

どうしてそんなかお?動物

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長い鼻だったり、大きなくちだったり、カラフルで派手な顔だったり、

 

長いまつげだったり。いろんな顔がある。そして、みんなそれぞれにちがう。

 

どうしてそんな顔をしているんだろう?と子どもの視点にたって、

 

解説した動物絵本図鑑です!

 

どうしてゾウの鼻はそんなに長いのか?

 

なぜ、カバの目と鼻は上についているのか?

 

ネコにはどうして立派なおひげあるのかな?

 

どうしてイノシシはそんなに大きな鼻をしているの?

 

ラクダはなぜまつ毛が長いのか?

 

オオアリクイの口はなぜそんなに長いの?

 

シカの角はなぜ立派なの?

 

カモノハシのくちばしはどうして大きいの?

 

アマガエルの顔はなんでぬるぬるしているの?

 

マンドリルの顔はなんでこんな派手な模様をしているの?

 

モグラの目はどうして小さいのだろう?

 

コアラの鼻のあたまが大きいのはどうして?

 

どうぶつの顔の特長は、みんな違うけれど、みんな生きていくために

 

すべて必要なことだったことがわかる。

 

大人でも知らないうんちくが隠れていて、

 

子どもとイラストを見ながら、妙に納得してしまう。

 

ゾウさんの鼻は水を飲んだり、食べ物を鼻でとるのは知っていたけれど、

 

ピーナッツのような小さなものまで鼻で器用に掴めことを知ったり、

 

カバのオスは、口を大きくあけて縄張り争いをしていたり、

 

ラクダは長いまつげだけでなく、砂の上を歩いても沈まないように、

 

足の裏にふかふかのパッドを持っていたり。

 

ラクダのこぶには何日も食べなくても、大丈夫なように栄養がつまっていたり。

 

マンドリルの顔はひときわ、あざやかなほど元気で強い証拠なのだとか。

 

そしてマンドリルは顔だけじゃない。おしりもまた顔に負けないほど色鮮やかだ。

 

それにもちゃんと理由がある。

 

群れのメンバーが迷わないように、鮮やかなおしりが目印がわりなのだ。

 

カエルの体がぬるぬるしているのは、口から空気をすって、

 

肺でも呼吸するけれど、しめったぬるぬるの皮膚で、空中の酸素をとけこませ

 

皮膚からも呼吸しているからなのだ。

 

大人も知っているようで知らないことがたくさんあり、

 

子どもや赤ちゃんは、人や動物の顔が好きです。

 

その子どもの視点にたって、”顔”という切り口に、動物の進化、

 

生態を楽しく学ぶことが出来ます(*^-^*)

 

《著者紹介》

作:有沢重雄(ありさわしげお)

1953年、高知県生まれ。自然科学の分野を中心に、ライティングと編集に携わる。

著書に『自由研究図鑑』『飼育栽培図鑑』『校庭のざっ草』(以上福音館書店)、

『かんたんにできる野菜の実験と観察 植物の生命をさぐろう』(偕成社)、『花と葉で見わける野草』(小学館)などがある。

 

絵:今井桂三(いまいけいぞう)

1953年、山形県生まれ。自然科学の分野を中心に、細密画、挿絵などを手がける。

作品に『絶滅野生動物の事典』(東京堂出版)、『ファーブル昆虫記』『シートン動物記』(以上NHK)、『自分で仕上げるぬりえ図鑑①日本の昆虫』(ゴマブックス)などがある。

 

監督:日橋一昭(にっぱしかずあき)

1953年、東京都生まれ。埼玉県こども動物自然公園園長。同公園の1980年の開園より、飼育係として勤務。キリンからハダカデバネズミまで、様々な動物の繁殖に取り組む。

休みをとっては、海外の動物園を訪れ、その数は100か所以上。種保存委員等を歴任し、現在はヤンバルクイナ保護増殖委員。

※絵本より引用

【作:有沢重雄 絵:今井桂三 監督:日橋一昭 出版社:アリス館】

 

 

 


どうしてそんなかお?動物 (絵本図鑑)