★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

チリンでんしゃ

f:id:kiko_book:20220114111400j:plain

 

すべてのページが木版画で描かれていて、多色刷りになっています!

 

版画とは思えないほど、登場する動物のからだの線が、キレイな曲線を描き、

 

車窓から見える街並みはグラデーションがかかっているところや、

 

細かな模様がとても素敵です(*^^)v

 

物語は、おばあちゃんと二人で動物園に向かうために電車に乗った男の子のお話。

 

チリンチリンと音がした方向を見ると、なんとキリンの車掌さんが。

 

そしてトンネルの中に入ると、パオーンと音がして、運転席を覗くと、

 

運転手さんはゾウになっていました。男の子はびっくり!

 

さっきまでの車内のお客さんもみんな動物になっています。

 

カメの親子の甲羅の上をジャンプして、駆け込み乗車をしたのはウサギの兄弟。

 

つり革で遊ぶ双子のチンパージに、つり革のフリをして、巻き付いているヘビに、

 

あみだなの上で寝ているワニさんに、キリンの車掌さんはチリンチリンと注意するのに

 

大忙しです。

 

電車の中いっぱいに羽を広げた孔雀さん。

 

他のお客様に迷惑になるので、羽を広げないでくださ~いとチリンチリンと

 

またベルがなる。

 

フラミンゴさんはどんなに電車内が揺れても、一本足できちんと立っている。

 

みんなウトウトと眠くなってきました。

 

どうぶつえんまえの駅に着いた頃、さっきまで電車内にいた動物たちは、

 

みんな人になっていました。あれれ?でもどこか動物に似ているような・・・

 

というファンタジーのようなお話です。

 

動物たちの特性、習慣をそのままに、電車に乗ったらどんなふうかな?という

 

視点で描かれた絵本で、親子でクスクス楽しく読むことができました。

 

動物たちの電車での過ごし方がまた、そのまま電車に乗るときの実際のルール、マナーに

 

直結していて、子どもも分かりやすく電車のマナーを知ることができます。

 

旅は旅の間も、帰る道筋も全部旅なんだと言うけれど、

 

まさにこの絵本も、動物園に行くまでに、もう動物園が始めっている

 

そんな楽しい電車の絵本になっています☆彡

 

《著者紹介》

文:大原悦子

新聞記者として17年働いた後、フリーランスに。2008年から大学教員。50歳を過ぎて初めて書いたお話『カタッポ』が福音館書店の創立60周年を記念した「絵本にしたいお話」に選ばれ、「こどものとも」(2014年1月号)として出版された。「そういえば、幼稚園児の頃の夢は絵本作家だった!」と思い出す。その後、「ケロリンピック」(福音館書店)も刊行。本作が絵本3作目。その他の著作に『フードバンクという挑戦ー貧困と飽食のあいだで』(岩波現代文庫)、『ローマの平日イタリアの休日』(コモンズ)がある。好きな動物は、もちろんキリン!

 

絵:村田エミコ

1969年東京生まれ。

好きなどうぶつはナマケモノ。好きなお弁当のおかずは玉子焼き(甘いほう)。

絵本の仕事に『つぎ、とまります』『プレゼントをかいに』『ちゅうちゅう ちゅちゅちゅ』(以上、福音館書店)、『そばやのまねきねこ』(岩崎書店)、『おふろおばけ』(大日本図書)、『よるのとこやさん』(フレーベル館)、『やまのバス』(佼成出版社)など多数。ほかに紙芝居など。年に数回、木版画の作品展を開催している。

※絵本より引用

【文:大原悦子 絵:村田エミコ 出版社:福音館書店

 

 

 


チリンでんしゃ (日本傑作絵本シリーズ)

 

もぐらのモリス

f:id:kiko_book:20220113102100j:plain

 

もぐらのモリスは8人兄弟の末っ子です!

 

お兄さん7人と一緒に暮らしていますが、モリスはお兄さんたちとはいつも

 

どこか違っていました。

 

ある日、もうみんなが食べるものがなくなってとき、

 

お兄さんたち7人はもっと地下深く掘って、食べ物を探そうと、

 

深く深く穴を掘り始めました。

 

モリスは7人のお兄さんとはちょっと違う考え・発想をし、

 

みんながまだやったことのないことを思いつき、一人でやってみることにしました。

 

それはお兄さんたちとは、逆に上へ掘っていくことでした。

 

上へ上へ掘り進めていたら、ついに明るい地上にでました。

 

すると、モリスは今まで見たこともない世界がそこに広がっていました。

 

甘い匂いがするお花や、美しい声で歌う小鳥や、

 

ポカポカの太陽の光、そしておいしい果物や木の実、美味しそうなカタツムリ、

 

ミミズ、味の良さそうな小魚、かわいいいもむし、みんなモリスは次々に

 

持ちかえろうと夢中で集めました。

 

すると、おなかをすかせたキツネに見つかり食べられそうに・・・・

 

そのときキツネを追いかけてオオカミがやってきました。

 

キツネはモリスにどこか隠れるところない?と聞き、

 

モリスは土を掘り始め、すっぽりキツネを土の中に隠してあげました。

 

そしてオオカミから見事キツネを守り、キツネはお礼に、森の友達を集め、

 

モリスにたくさんの食べ物を運んできてもらいました。

 

モリスはたくさんの珍しい食料を、家に持ち帰りました。

 

お兄さんたちはびっくり。モリスを褒めました。

 

モリスは末っ子で体は一番小さいですが、ちょっと勇気をだせば、

 

ちいさくたって、でかいことができるんだと言いましたというお話。

 

人と違うことは、宝物。

 

人と同じではないことを恐れずに、同化しようとせず、

 

違いを楽しみながら、時には勇気をもって、自分の信じた道を歩めば、

 

時には、大きな事を成し遂げることもあるかもしれない。

 

少し視点を変えれば、世界はこんなにも違う。

 

世界は一つだけじゃない、望めば無限に広がっていく。

 

愉快に、面白がりながら、生きていこうね。というメッセージが込められているように

 

思います(*^-^*)

 

イラストレーターもされている著者の絵は、どこを抜き取っても絵になる、

 

素敵な図案です!

 

とても元気が出る、心が自由になれる一冊です☆

 

《著者紹介》

絵・文:ダン・ヤッカリーノ

絵本作家であるほか、イラストレーターやテレビのアニメーションのクリエイターとして、幅広く活躍。日本語に翻訳されている絵本に『きんようびはいつも』(ほるぷ出版)、『ダサいぬ』(講談社)、『まるいね まるいぬ』『ぼくのコブタは、いいこで わるいこ』(BL出版)、『ハロー!オズワルド あたらしいともだち』『たこのぼうやがついてきた』『ちーちゃいチーチャ』(以上、小峰書店)などがある。

 

訳:青山南

翻訳家であり、エッセイスト。著書に『短編小説アメリカ52講』(平凡社)、『南の話』(毎日新聞社)など。絵本の翻訳に『アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ』『グランパ・グリーンの庭』(以上、BL出版)、『きんようびはいつも』(ほるぷ出版)、『プレストとゼスト リンボランドをいく』(岩波書店)など多数。

青山南となかまたち」名義の翻訳には『ふつうじゃない庭をつくった男の子』(ぷねうま舎)。

※絵本より引用

【著:ダン・ヤッカリーノ 訳:青山南となかまたち 出版:ぷねうま舎

 

 


もぐらのモリス

 

 

あめのひのおるすばん  *岩崎ちひろ

f:id:kiko_book:20220111100538j:plain

 

岩崎ちひろさんの絵で、とくに雨の描写の絵や作品が好きです。

 

たくさんの色が混ざり合いながら、それでも透明感を失わない絵は、

 

私の中で雨の情景にぴったりと来ます。

 

女の子が、雨の日にひとりでお留守番をしているお話。

 

お母さんがいない心細さ、寂しさが、雨とともに表現されています。

 

おもちゃのピアノを弾けば、雨の音似ているなと思ったり、

 

窓から外を覗けば、雨の日ってこんなに色鮮やかだったかしらと感じたり、

 

電話が鳴り、思わずカーテンの中に隠れてみたけれど、

 

ずっと音が聞こえてきちゃう。

 

心細くなってきて、曇った窓ガラスに、指で絵を描いて、

 

忘れてみたり。

 

ママ、はやく帰ってきてと女の子の声は、

 

雨に洗い流されていくように、刻々と時間はすぎていく。

 

ゆっくり過ぎていくようで、ながいながい時間こうしていうように。

 

お母さんがかえってきたページは、今までの雨の寒々しい色彩と大きく変化して、

 

黄色やオレンジなどのぬくもり感じる温かい色で、女の子を包み込んでいて、

 

女の子がママに抱かれているように感じます。

 

ほっと読者も安らぎを感じます。

 

水彩画で、何度マネをして、水を多めに絵具をといて、描いたことか。

 

でも一度たりとも岩崎ちひろさんのような透明感はでませんでした。

 

それでいて、立体感や奥行きも感じられ、ページのすみずみまで、

 

ジィーと長い時間眺めていても、飽きない絵です。

 

詩的な短い言葉がぽつりぽつり、水面に静かに波紋を広げていくように、

 

繊細な水彩画とマッチしていて、心地よい絵本の世界に引き込まれます。

 

【作・絵:岩崎ちひろ 案:武市八十雄 出版社:至光社

 

 

 


あめのひの おるすばん (至光社国際版絵本)

おとうさん

f:id:kiko_book:20220103184413j:plain

 

動物の子どもたちが、それぞれに、自分のお父さんの自慢大会を始めます。

 

ゾウの子は、ぼくのお父さんはこんなに大きいんだよ~と自慢すれば、

 

ゴリラの子は、ぼくのお父さんはこんなに力持ちなんだからと自慢し、

 

ライオンの子は、ぼくのおとうさんはこんなにかっこいいんだよと自慢し、

 

くじゃくの子は、僕のお父さんは、こんなに綺麗なんだよ、

 

と羽を見事に広げているお父さんを自慢し、

 

タヌキの子は、ぼくのお父さんはちっともすごくないんだけど、

 

だれよりも優しいから大好きと言いってみたり。

 

すごくても、すごくなくても、どんなお父さんも、みんな自分にとって、

 

自分のお父さんが一番で、大切な人なんだよ~と、

 

ほのぼのとした絵と、温かい気持ちがあふれた作品です(*^-^*)

 

お父さんのこと、家族のことをこんな風に思ってくれたらいいなと思い読み聞かせしました。

 

例えば、普段外で頑張って働いてくれているお父さんの姿をみる機会がない子どもたち。

 

ママよりも、一緒に過ごせる時間が少ないおとうさんも多いかもしれません。

 

過ごす時間は少ないけど、おとうさんはいつも家族のために

 

働いて頑張ってくれているんだよ、

 

おとうさんって、毎日見えないところで頑張っていて、

 

すごいんだよと代弁してくれる絵本かもしれません。

 

お母さんだけでなく、お父さんがおとうさんの絵本を読む絵本に選ぶのも、

 

素敵ではないかなと思います☆彡

 

この絵本は、0歳児からの読み聞かせにおすすめです。

 

お父さんへのプレゼントにもおすすめな一冊です!

 

(この絵本で読み聞かせしてみてねと。バトンタッチしてみたり笑)

 

《著者紹介》

作:中村 徹(なかむらとおる)

日光に生まれ、伊豆に育ち、湘南で青春を送る。アイデアとユーモアと『ほのぼの』が

持ち味。作品に、『どうぶつやまのかくれんぼ』『へんしんドライブ』(以上学研)、

『うみが こおったら』(フレーベル館)など多数がある。『あかちゃん しかけえほん』シリーズ(教育画劇)はロングセラーとなっている。

 

絵:せべ まさゆき(瀬辺 雅之)

1953年愛知県生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。絵本を中心に幅広いジャンルで活躍。

作品に『あれあれ・ぱずる』(アリス館)、『きょうりゅうパズル』(偕成社)、

『うんこのえほん』(ほるぷ出版)、『かえるののどじまん』『かえるのこうつうあんぜん』『みんなでやろうももたろう』『おおさまになったネズミ』(以上PHP研究所)など多数がある。

 

※絵本より引用

【作:中村徹 絵:せべまさゆき 出版社:佼成出版社

 

 


おとうさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨の子ペリーナ

f:id:kiko_book:20211219153312j:plain

 

イタリアの昔話で、読んで感銘を受けた酒井駒子さんが絵を載せた本作。

 

酒井駒子さんのノスタルジックで、ちょっぴりほの暗いトーンの絵が好きで、

 

どんな作品なのか気になり手をとりました。

 

王様に納める梨が不作で、数が少なく、それをごまかすために、お父さんに梨のかごに

 

入れられた少女は、宮殿に入りこみ、しばらく隠れていましたが、

 

とうとう召使いに見つかり、宮殿で召使いとして働くことになりました。

 

ペリーナは心優しく、大変に賢い少女だったので、すぐに仕事も覚え、

 

誰からも好かれ、同じ歳の王子ともすぐに仲良くなりました。

 

そんなペリーナをよく思わない召使いたちに、

 

ありもしない噂を流されてしまいます。

 

『ペリーナは魔女の宝物をとってこられる』という噂が独り歩きし、

 

とうとう王様の耳に入り、ペリーナは、王様から、

 

魔女から宝物をとってくるまで、戻ってくるではないと追い出されてしまいます。

 

ペリーナーはしかたなく、途方に暮れながら、あてもなく歩き出します。

 

以前、父と別れた梨の木までやってくると、木に登り、木の上で眠り始めました。

 

朝目覚めると、木の下に一人のおばあさんが立っていました。

 

ペリーナはおばあさんに、話しました。

 

するとおばあさんは、3つの食料と、まっすぐひたすら歩いていきなさいと

 

助言してくれました。

 

そして不思議なおまじないも教えてもらいました。

 

ペリーナは言われたとおり、まっすぐ歩いていきました。

 

やがて釜戸のある場所で、自分の髪をむしって、かまどをそうじする3人の女性に出会い、

 

ペリーナはおばあさんからもらったトウモロコシの穂を渡しました。

 

次に待ち構えていたのは3頭の番犬が吠えて、人が入ろうとすると襲いかかります。

 

ペリーナは持っていたパンを全て犬たちにあげました。

 

次に待ち受けていたのは、血のように真っ赤で恐ろしい川でした。

 

ペリーナが教えてもらったおまじないを思い出しました。

 

”きれいな きれいな 川のお水さん

 

わたしが これほど いそいでなければ

 

おわんに たっぷり のみたいくらいよ”

 

おまじないを口にしたとたん、水がすーっとひいて、道が現れました。

 

ペリーナは川を渡ることができました。

 

すると向こう岸に美しく立派な城がそびえていました。

 

門の扉を開けようとすると、すぐに閉じてしまいます。

 

ペリーナはおばあさんからもらった油を使って、すべりを良くしやりました。

 

すると門はゆっくりとひらきました。

 

城の中に入り、宝箱を見つけ、持って帰ろうとしました。

 

するとその宝箱がしゃべりだしたのです。

 

『とびらよ、この子をはさんでおしまい』

 

『川よ、この子をおぼれさせておしまい』

 

『番犬よ、この子を食べておしまい』

 

しかしみんな、宝箱の言うことは聞かず、心優しい女の子を守り抜きます。

 

ついに、少女は宮殿へたどり着きました。

 

そして宝箱を開けてみると、めんどりと金のひよこが飛び出してきました。

 

ペリーナの帰りを待ち構えていた王子様は、

 

『ほうびになにが欲しいかと、王様に聞かれたら、

 

地下室の大きな炭ばこがほしいと返事するんだよ。』と言いました。

 

ペリーナは王様に宝箱を差し出しました。

 

王様は満足し、『欲しいものがあったら言ってみよ』と言いました。

 

ペリーナは『地下室の大きな炭箱をください』とお願いしました。

 

こうして炭箱をもらったペリーナは蓋を開けてみると、

 

そこには隠れていた王子様が、飛び出しました。

 

それを見た王様は、二人の結婚を約束しましたというお話です。

 

色んな困難や、不運に見舞われながら、ペリーナはその人生を、

 

すべて陽に変えてしまうような、真っすぐで、清らかに、強く、優しい心で、

 

途中に出会う者たちの、心の傷みさえ、浄化し、癒していく。

 

とても美しく、勇敢で、希望に満ちたお話です(^^)/

 

《著者紹介》

再話:イタロ カルヴィーノ

1923年、キューバに生まれ。現代イタリアを代表する作家。著者に『まっぷたつの子爵』『イタリア民話集』(岩波書店)『木のぼり男爵』『不在の騎士』(白水社)、

子ども向けの作品に『マルコヴァルドさんの四季』『みどりの小鳥ーイタリア民話選』

岩崎書店)など。1985年没。

 

絵:酒井駒子

1966年、兵庫県生まれ。絵本作家、画家。絵本に『よるくま』(偕成社)『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)、エッセイに『森のノート』(筑摩書房)など。『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金碑、『くまとやまねこ』(湯本香樹実 ぶん 河出書房新社)で講談社出版文化賞等、国内外で受賞多数。

 

※絵本より引用

【作:イタロ・カルヴィーノ 絵:酒井駒子 訳:関口英子 出版社:BL出版

 

 

 


梨の子ペリーナ: イタリアのむかしばなし (世界のむかしばなし絵本シリーズ)

 

 

 

 

 

 

 

 

路線バスしゅっぱつ!   *鎌田歩

f:id:kiko_book:20211230222132j:plain

 

初めて路線バスに乗せる前の、読み聞かせに選んだ一冊。

 

路線バスが車庫を出るまえに、安全を確認するための点検の様子・手順から、

 

運転席にある普段はあまり見る機会のない装置の説明もあり、

 

子どもは大興奮していました!

 

バス停にバスが到着すると、前方のドアから人が降り、

 

後方のドアが開き、そこから乗車すること、

 

降りるときには、席の近くのボタンを押して、事前に降りることを伝えることなど、

 

バスに乗るときのルールが詳しく絵や図で詳細に描かれており、

 

これから初めてバスに乗る子に、わかりやすい絵本だと思います。

 

バスの中の非常口の場所と、優先席の場所、車いす席の場所や標識の説明もあります。

 

バスの横から見た断面図や、上からのぞいた図などで、バスの中の全体を

 

把握することが出来ます。

 

そして大切な運賃の計算方法や、支払い方までしっかり解説されています。

 

あまり車を運転するようになってからは、乗る機会が減ってしまい、

 

ずいぶん昔のバスとは勝手が違うなと感じました。

 

例えば現金で両替もして丁度を支払わないといけなかったように記憶していますが、

 

ICカードで支払うことができたり、車いすの方が乗りやすいように、

 

運転席にあるボタンを押すと、バスの車体をゆっくりと乗車側に傾かせ、

 

スロープを出し、スムーズの車いすが乗車できるしくみになっていたり、

 

いろんな人が、利用しやすいように、工夫がされているんだなと思いました。

 

子どもと今度、絵本を思い出しながら、バスに乗ってみたいと思います(*^-^*)

 

《著者紹介》

作:鎌田歩(かまたあゆみ)

1969年東京生まれ。長野県松本市で少年時代をすごす。おもな作品は『なんでもあらう』『新幹線しゅっぱつ』、『空港のじどうしゃ』(「おおきなポケット」2009年4月号)、『せいそうせんのくりんまる』(「こどものとも」2012年5月号)、『どうろせいそうしゃ』(「かがくのとも」2009年10月号)『サッカースタジアム』(同2013年2月号)、以上福音館書店。『はこぶ』(教育画劇)、『はしる!新幹線「かがやき」』

『はしる!新幹線「のぞみ」』『はしる!新幹線「スーパーこまち」』(以上PHP研究所)。挿絵、装丁に『歩く』(講談社)、『ダーティドラゴン』(小学館)、『SFマガジン』(ハヤカワ書房)などがある。『なんであらう』『新幹線しゅっぱつ』『空港のじどうしゃ』は台湾で翻訳出版された。

※絵本より引用

【作:鎌田歩 出版社:福音館書店

 

 

 


路線バスしゅっぱつ! (ランドセルブックス)

 

 

 

 

きもち   文/谷川俊太郎 絵/長新太

f:id:kiko_book:20220102102044j:plain

 

前半は言葉はなく、長新太さんの絵で進行していきます。

 

子どもの気持ちは、1日の間に何度もいろんな気持ちに変化し続ける。

 

友達とおもちゃをとりあって喧嘩したこと、

 

ひとりは勝ち誇った気持ち、もう片方は、悲しい気持ち、悔しい気持ち。

 

お母さんに会ったときの、うれしい気持ち、

 

病院で注射されて、痛くて、怖くて、涙が出る。

 

それを同じ年齢の女の子に見られて、バツが悪く、恥ずかしい気持ち。

 

お父さんと、お母さんが喧嘩して、不安な気持ち。

 

いろんな気持ちが生まれては、また消えていき、その繰り返し。

 

やさしいきもち、おこるきもち、はずかしいきもち、うれしいきもち、

 

おそろしいきもち、かなしいきもち。

 

大人もも子どももみんな、きもちをもっている。

 

でも自分と、ひとの気持ちは違う。

 

だから相手の立場にたって、相手の気持ちに寄り添って、

 

考えてみることが大事。

 

大人になって忘れかけていた大切なことを、気づかせてもらえるような一冊です。

 

前半の絵だけの描写でも、どんな気持ちか手に取るようにわかります。

 

子どもと読み聞かせするときには、「どんなことがおきていると思う?」

 

「この子は、今どんな気持ちだと思う?」と問いかけながら、

 

相手の気持ちを想像し、考える機会になる一冊です!

 

4歳から小学校低学年までの子どもにおすすめな絵本です(*^-^*)

 

【文:谷川俊太郎 絵:長新太 出版社:福音館書店

 

 


きもち (福音館の単行本)