フェーマス新聞の記者をしているかわうそのフェーマスさん。
今日も、何かビッグニュースはないかなぁ~と探している。
そんなある日、みたこともない赤い色の足跡が道に続いているのを発見。
足跡をたどっていると、謎のメモや、なべつかい、白い帽子まで落ちている。
誰のものだろう?赤い足跡と関係があるのだろうか?
そしておばけの森からモクモクと白い煙が、何やらあやしい・・・!?
おばけの森をズンズンと、赤い足跡を追って歩いていくと、
目の前に現れたのは立派な洋館。
レストレランのようだ。中に入ってみるとリスのシェフがお出迎え。
なんとレストランを訪れる人たちが、森で道に迷わないように、赤いペンキを
自分の足の裏に塗って、道しるべの看板として、自分の足跡をつけていたのだ。
さっそくたくさん歩いてお腹がペコペコのフェーマスさんたちは、
りすのシェフのおいしい食事をたくさんいただき、
お腹も心も幸せいっぱいに満たされてました。
最後のページにフェーマスさんの書いた新聞と、レストランで食べた
美味しい料理のレシピの数々がのっています。
ミニチュアのぬいぐるみと、小物が素敵で、まるでシルバニアファミリーのような世界観。
写真になっていて、ぬいぐるみなのに、動きや、表情に愛嬌があり、
隅々まで可愛らしい世界が広がっています。
《著者紹介》
作/制作:山田亜友美(やまだあゆみ)
京都生まれ。絵本教室を卒業後、絵本や人形制作などを続けている。
絵本作品に『フェーマスしんぶん きいろじけん』『フェーマスしんぶん おばけじけん』(ひかりのくに)『くるみのもりの チューさん』『チューさんの ピクニック』
『チューさんの いかだくだり』(チャイルド本社)、児童文学作品に『スペース合宿へようこそ』(文研出版)などがある。
※絵本より引用
【作/制作:山田亜友美 出版社:ひかりのくに】