★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

2021-01-01から1年間の記事一覧

じゅげむ *川端誠

落語の絵本シリーズ。 私が初めて知った落語がこの寿限無でした。 あとは、まんじゅうこわいも有名で、よく落語家がテレビで高座していますね。 子どもに初めての落語なら、寿限無が一番興味を持ってもらえそうだったので、 読み聞かせに選びました。 子ども…

やねうらべやのおばけ  *しおたにまみこ

ふるい家の屋根裏部屋に、ちょっと怖がりなおばけが住んでいました。 ずっと一人で、おばけはいました。 屋根裏部屋はとても居心地がよく、部屋の外は怖いので出たことがありませんでした。 おばけは、身体を自由自在に大きくしたり、小さくしたりすることが…

あ、そ、ぼ

『あ、そ、ぼ』は、著者ジャック・フォアマンが10歳の時に書いた、 いじめ体験の詩をもとにしています。 父のマイケル・フォアマンが息子の言葉に絵を載せて共作絵本です。 色んな性格の違うお友達がいる中で、仲良くなれる魔法の言葉『あそぼ』。 その3文…

世界のことばあそびえほん

英語や世界地図に興味を持ち始めた子どもに、 世界にはもっとたくさんの言語があるんだよ~と興味を広げたくて選んだ一冊。 表紙を一枚めくると、まずは世界地図が。 世界地図には色分けがされていて、国別の色分けではなく、 使われている言語で色分けされ…

ルリュールおじさん  *いせひでこ

パリの街の一角、路地裏の小さなお店がルリュールおじさんのお店。 ルリュールとは、手作りの製本のこと。パリでも製本の60の工程すべてを手仕事で できる魔法の手を持つ職人ははもうひとけたになったそう。 ある朝、植物が大好きな女の子の図鑑が、バラバ…

つきと あそぼう  *文:内藤初穂 絵:谷内こうた

美しい夜空に浮かぶ月と、詩のように言葉がぽつり、ぽつりと夜空に浮かぶ。 雲の妖精さん!?と月が夜空に弾んでいる、走っている、幻想的な世界。 夜は暗いようで、よくよく見てみると、結構明るい。 月は自分の力で輝いているわけじゃないって言われても、…

とんでいったふうせんは

ふうせんの一つ一つに思い出が詰まっている。 ぼくの風船よりも弟は少なくて、パパやママは多い。 おじいちゃんは、抱えきれないほどの、もっともっとたくさんの風船を持っている。 僕はおじいちゃんのカラフルな風船を一つずつ指をさしながら、 その風船の…

せんろはつづく どこまでもつづく  *鈴木まもる

息子が2歳の時から大好きなシリーズ。 我が家にも1冊目の『せんろはつづく』があり、 2作目が『せんろはつづく まだつづく』で、今回紹介する絵本が3冊目となります☆ この絵本の素敵なところは、子どもたちがが主人公で、主体となって、 おもちゃではなく…

ベンジーのもうふ

ベンジーという男の子の心の成長物語を丁寧に描いた絵本です。 ベンジーは赤ちゃんのときから使っている毛布が未だに手放せません。 おうちの中はもちろん、幼稚園に行くときも、床屋さんにいくときも、歯医者に行くときも、 スーパーへ買い物にいくときも、…

また もりへ  *エッツ

エッツの作品『もりのなか』の続編版です★ 男の子がラッパと帽子を被って、ふたたび森の中へ。 動物たちは、みんなで、それぞれの得意技を披露しています。 キリンは首を長く伸ばし、頭は木の葉に隠れて、顔が見えなくなりました。 次はライオンさん。 ライ…

きもち  *ジャナン・ケイン

私の気持ち、あなたの気持ち、みんなたくさんの気持ちを持っているのに、 目には見えないもの。その気持ちが何なのか、どこから来るものなのか、 大人でも掴めないときがある。 やって来ては、去っていく。 好ましい気持ちも、そうでない気持ちも全部自分の…

どんどんキップ  *ミノオカ・リョウスケ

どんどんやまの駅長さんから届いた切符を持って、駅へ。 どこまでも、電車に乗って、どんどんいける どんどんキップ。 駅員さんに改札で切符を渡して、ホームへ。 電車の中から車掌さんが手を振ってくれています。 電車の乗り込んだら、さっそく先頭の運転席…

るすばんいす   *山﨑優子

いつも家にお留守番のるすばんいす。 留守番って置いてきぼりになってしまったような、寂しさと不安で胸が苦しくなる。 誰かを待つ時間の、それはそれは長いこと。 でも、誰かが帰ってくることが分かっているからこそ、はじめて持てる気持ちなのだ。 今日も…

かがみのサーカス   *わたなべちなつ

鏡のように反射する紙の性質を使って、右ページと左ページを近づけていくと、 立体的に、無限に広がる世界が面白い! 中もキラキラと、色鮮やかで、目を奪われます。 子どももページをパタパタと角度を何度も変えながら、 鏡の世界、かがみのサーカスを楽し…

どんなにきみがすきだかあててごらん

気持ちって目には見えないもの。不確かなもの。 チビウサギが小さな体をめいいっぱい広げて、好きな気持ちを体全身で表現する。 デカウサギに『どんなにきみがすきだかあててごらん』とチビウサギ。 チビウサギは手を広げたり、ジャンプしてみたり、背伸びを…

とっぺんのとけい

最初この絵本を読んでいた時、時間を守る大切さを教えてくれる絵本だと思っていました。 でも、それ以上に大切なメッセージが込められていて、子どもにちゃんと伝わるのは、 もっと先のことなのかもしれません(*^-^*) とかげのとっぺんが、草むらで、大きな…

ねずみくんのチョッキ

ねずみくんのチョッキシリーズは、ほのぼのとしていて、幸せな気持ちになります。 全体的に余白が大きくとる構図、 表紙のとおり緑の枠のまま構成されていて、シンプル。 シンプルだからこそ、動物の表情だったり、体の大きさが良く分かり、 余白がこの物語…

トイレにいっていいですか  

小学校になると、休み時間にしかトイレに行けなくなります。 自分でコントロールしなくてはいけなくなります。 10分の短い休憩の中で、順番を並びながら、時には上級生の子に、 先を越されながらトイレを済ませなくてはなりません。 もし授業中にトイレに行…

どうやってねるのかな   *やぶうちまさゆき

ナイトZOOやナイトサファリなどありますが、まだ夜の動物園は行ったことがりません。 夜行性の動物はきっと目を光らせて、夜に活発に活動しているだろうし、 夜に寝る動物は、あたりが暗くて寝姿ってよく見えないのかな??(*^-^*) 大人でも動物がどんなとこ…

ミッフィーとフェルメールさん

美術館やアートが好きで、毎年美術館や展覧会、日本各地のトリエンナーレや、 香川県の直島のように島プロジェクトなどが好きで足を運んできました。 どうして美術が好きかと言えば・・・・やはり幼い頃から両親に美術館などに 連れて行ってもらった影響が大…

どうぞのいす     

うさぎさんが、ちいさな椅子を作りました。 椅子のうしろに、自分にそっくりな短いしっぽを飾り付けたオリジナルです。 森のみんなに使ってもらえたらいいなと思い、 木の下にどうぞのいすという看板と一緒に椅子を置きました。 はじめにやってきたのはろば…

のでのでので  *五味太郎

五味太郎さんの作品は、日本語を面白く教えてくれる絵本が多いです。 今回は『ので』。 本来は『〇〇なので、〇〇になった。』というように、のでの次には結果というか、 そこでいったん話が完結します。 題にあるように『のでのでので』の意味が、読んでい…

もりのなか *エッツ

この絵本を一番最初に読んだときには、正直あまりピンと来ませんでした! でも読み込めば読み込むほどいい絵本だということに気が付きます。 絵本は木炭のようなものでデッサンしたような白と黒のモノトーンの中にも、 優しさ、ぬくもりを感じるタッチで描か…

へいわとせんそう   

詩人の谷川俊太郎さんとイラストレーターのノリタケさんの共作。 この絵本はたくさんの大人、子どもに読んでもらいたい絵本です。 作品のタイトルのとおり、平和と戦争について描かれています。 平和だから出来ること、平和だから当たり前にある日常、 同じ…

はやく あいたいな  *五味太郎

丘の上に住んでいるよおちゃんと、山の上に住んでいるおばあちゃん。 2人は同時にお互いに会いたくなった。 おばあちゃんに会いたくなったようちゃんは、さっそく家を出ました。 おばあちゃんも収穫したての果物を、よおちゃんに食べさせたくて、 いそいで支…

おいでよ!むしのもり  *タダサトシ

今、昆虫に夢中な息子が選んだ絵本★ クワガタを擬人化して、昆虫が大好きなさっちんとの、楽しい虫の森のお話。 お話が3部構成になっていて、夏の森で行われる『すいえいたいかい』、 南国からきた『まいごのヘラクレスくん』、『あきのむしのもり』と物語…

オレ・ダレ

絵本の題と、表紙のインパクトが大きい作品。 動物がすべて影で描かれていて、黒一色です。 なのに、ちゃんと子供にも何の動物の影かわかるところがすごい! 夜の動物園にも行ったことがないので、夜真っ暗な中で、 動物がどんな風に見えるのか知らない子ど…

おさるのれっしゃ  *牛窪良太

黄色いキャップが似合うおさるの車掌さん。 バナナがキップ替わり!みんな乗車するためにバナナを持ってきました。 黄色いボディーが目をひく列車。1号車には白、黒のお客様!? 2号車のお客様は、つの、つの、つのシカさんたちです。 お互いにつのが絡んで…

くものこ くーと そらのなかまたち    *さとうめぐみ

くものこ くーが、 ひとりでぽっかり空に浮かんでいると、 下から赤い風船がふわふわとやってきました。 赤い風船の中で、「わたしを出して~」と何やら声が聴こえてきます。 くーは、風船をあけると、中からかぜのこ ふーが出て来ました。 二人は仲良く広い…

へんしんトンネル  *あきやまただし

子どもに大うけした絵本! 読み聞かせしている大人も一緒に楽しめる一冊です! ふしぎなトンネルで、このトンネルをくぐると、 なぜか みんな へんしんしてしまいます。 かっぱさんが、ふしぎなトンネルを『かっぱ かっぱ かっぱ かっぱ』とくぐると、 勢い…