★KIKOがお勧めしたい絵本の世界★

年間200冊読んで、人にお勧めしたいと思った絵本を紹介します♪

おさるとぼうしうり

ぼうしを売りあるくぎょうしょうにんがいました。 たくさんの帽子を背中に担いだり、リアカーなどで運ぶのではなく、 頭の上に全部積み上げて売り歩きました。 まず自分の帽子、その上に鼠色の帽子、茶色の帽子、空色の帽子、赤色の帽子と、 自分の背丈より…

大きな木のような人

パリの植物園の研究員であるわたしと、日本から来ている少女との 木をめぐる交流のお話。 木は何も語らないし、どこかへ行ってしまうこともない。 いつもただそこにいて、私たちを優しくそっと包んでくれる存在。 少女はたったひとりで、今日も木と向き合う…

へんしんトイレ  *あきやまただし

子どもはとにかくトイレネタが大好き。 なんでそんなにおしっこやうんちが面白いんだろう?と不思議に思うぐらい。 あきやまただしさん著書の「へんしん」シリーズは、ある場所に入ると、 出てきたときに全く違うものに変身するというユニークな絵本です! …

シンデレラ  *安野光雅

シンデレラはもう昔からよく知られているお話です。 そしてたくさんの方が描かれています。 その中から選んだのが安野光雅さんの絵本です。 最初に安野さんの絵本を読んだのは旅の絵本シリーズだったと思います。 言葉がなく、絵だけ構成されている旅の絵本…

落語絵本12 ときそば

まだ時計のなかった時代に、時は2時間置きにカウントされ、お寺の鐘で、 時間を知らせていました。 真夜中の12時は、九つ。2時は八つ。という具合に。 この昔の時間の刻み方が分からないと、子どものには絵本でもお話が難しいかな? と思っていましたが、…

アリババと40にんのとうぞく

『ひらけ、ごま!』というセリフは大人になった今もずっと記憶に残っています。 どんな呪文よりも、頭に残るフレーズ。 子どものころ読んだときには、なんでゴマなんだろう??と不思議で、 友達と遊ぶとき一時ブームになっていました。 盗賊が隠していたお…

のせのせせーの!

表紙からもう素敵なものがいくつも重なり合って奥行きがあり、きれいで うっとりとします。 『のせのせせーの!』という合言葉を唱えると、不思議な情景が浮かびます。 女の子の髪の毛に蝶々がのれば、素敵な髪飾りに変身し、 白いワンピースの上に、丘の花…

マーティンより大きく

弟を思い通りにする兄、そんな兄をぎゃふんと言わせたい弟の兄弟あるある物語です。 背も高くて、力も強い兄、何をどうしたって兄に勝てない弟は、 兄よりもうーんと大きくなって、おやつのケーキを一番大きなものを食べたり、 バスケットゴールにボールを軽…

14ひきのこもりうた

14ひきのねずみの大家族シリーズ。 今回は夜に向けてのお話。夕方洗濯物を取り込むおばあちゃん、 台所では、きのめのクリームシチューの美味しそうな匂いが立ち込めている。 お風呂場ではお湯を沸かしながら、みんなで背中を流しっこ。 みんなが順番にお風…

みんなびっくり

いたずらこざるが、お昼寝していたぞうさんのおしりに、落書きをしました。 うしろからみても、ゾウ。前からみてもゾウ。 お昼寝から起きたゾウさんは、自分のおしりに落書きされていることを知りません。 ジャングルに住むみんなはびっくり、そんなゾウさん…

きょうりゅうたち

人間はみんな恐竜が実際に生きてきた世界を知らない。 こんな大きな生き物が生きていた時代があったなんて、 そして無敵に思えた恐竜の時代が終わりを迎えたなんて、考えても想像がつかない。 図鑑や資料に残っていることは、すべて今地球で生きている科学者…

マッチうりのしょうじょ

幼い頃に初めて読んでもらったときには、何て悲しい物語なのだろうと、 胸の奥がぎゅ~と苦しくなった覚えがある。 それからちょっと読めずにいました。 その頃の私と同じ年齢になろうとする子どもへ読み聞かせに選びました。 いろんな方が翻訳したり、絵を…

アナグマのもちよりパーティー

アナグマが持ち寄りパーティーを開くことになり、 森の動物たちみんなを招待しました。 みんなドレスは何を着ようかな? 何を持っていこうかなとワクワク、ウキウキです。 しかしモグラくんはというと、アナグマくんに、 パーティーに持っていくものが何もな…

ばばばあちゃんのやきいもたいかい

ばばばあちゃんシリーズはどれも読者の期待を裏切らない。 とにかく読んでいてワクワク楽しい気持ちになる。 そして子どもの”やってみたい”、好奇心を引き出してくれる絵本です。 やきいもたいかいは、落ち葉をみんなで拾って掃除をしていたときに、 ばばば…

はだかの王さま

昔から何度も読んだこともあるアンデルセンの名作『はだかの王さま』。 『ちいさなおうち』の作者であるバージニア・リー・バートンが絵を描きました。 王様は細身で、気品に溢れていて、お城だけでなく、街並みすべてが美しく、 市民もみんな綺麗な格好をし…

かぐやひめ

日本の昔話を子どもに読み聞かせしたくて借りた絵本です。 日本名作おはなし絵本全24巻のうちの一つです。 とにかく子供だましではなく、絵がとても綺麗です。 漢字も使われていますが、ふりがながうっており、子どもにもわかりやすい文章で 書かれていま…

さがそう!マイゴノビートル

ビートルとはカブトムシのことですね! 昆虫は世界中で100万種類以上いて、そのうちの40万種くらい甲虫のなかまがいると 言われてます。 カブトムシは昆虫の中で、この一番種類の多い甲虫に分類されます。 甲虫の中にはカブトムシのように大きな仲間もいれば…

ずかん・じどうしゃ *山本忠敬

『しょうぼうじどうしゃ じぷた』からずっと山本忠敬さんの描く乗り物絵本が 我が家は大好きで、名前を見つけるつい手にとってしまいます☆彡 正面からみた自動車、横から見た自動車、自動車の周りにいる人々、 どんなアングルからみてもカッコよくて美しいで…

いっぴきぐらしのジュリアン

のねずみのジュリアンは一人気ままに、暮らしていた。 友達はいないし、たった一人の生活を気に入っていた。 地上に出れば、誰かに食べられそうになるし、地下の動物もみんな邪魔に思えた。 地下の抜け穴を通れば、地下に住むうさぎや、あなぐまにも合わずに…

スプーンおばさんちいさくなる

スプーンおばさんは、ある村に住んでいる普通のおばさんです。 ある日眠りにつき、朝になってみると、ティースプーンぐらい体が小さくなっていたのです。 もしも突然体が小さくなってしまったらどうしますか? 夫は仕事に出かけ外出しており、スプーンおばさ…

ぶすのつぼ

狂言の「附子」でも有名な日本の昔話です。 美味しい水あめを小僧に食べられたくなくて、和尚は嘘をつきました。 これはぶすといってな、大人が食べれば薬になるが、子どもが食べると毒になる。 決してこの壺には近づいてはならぬと。 たろうぼうとじろぼう…

こんなとき きみならどうする?  *スギヤマカナヨ

3つ子の兄弟がいろんな問題に直面して、子どもたちだけで解決しようと 読者に『こんなとき きみならどうする?』と問いかけながら、一緒に考えていく絵本。 子どもは何でも自分でやりたがる、まだまだ目が離せないけれど、 成長するための通過点として、親は…

ゴッホの星空フィンセントはねむれない

フィンセントゴッホは10年足らずの間、900点の作品を世に残しました。 生きている間に売れた絵の数は5枚程度で、ほとんど評価されることなく、 37歳という若さでこの世を去りました。ゴッホの絵はそのあと評価され、 現代に至るまで、根強い人気で、有名な画…

どうしてそんなかお?動物

長い鼻だったり、大きなくちだったり、カラフルで派手な顔だったり、 長いまつげだったり。いろんな顔がある。そして、みんなそれぞれにちがう。 どうしてそんな顔をしているんだろう?と子どもの視点にたって、 解説した動物絵本図鑑です! どうしてゾウの…

マララのまほうのえんぴつ

2014年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんが、 手がけた自伝絵本です。子どもにも分かりやすい言葉で描かれています。 マララさんが、なぜ女性の教育に関心を持ち、活動するに至ったのか、 パキスタンの小さな村で過ごしていた普…

かばくん

表紙と裏表紙を広げると、大きなカバの全身が描かれています。 動物園で、朝寝坊のかばくん。11時になって、 亀を連れている少年は飼育員さんだろうか? かばくんに”起きてくれ”と声をかけます。亀くんが、ようやく目を覚ましたかばくんに あいさつをする…

くいしんぼうさぎ  *せなけいこ

せなけいこさんのうさぎさんシリーズ。 今回はとてもくいしんぼうなうさぎさんのお話。 体は小さくてかわいいけど、とっても食いしん坊。 なんでもパクパク。ぞうさんよりもよく食べる。 ごちそうがあるところなら、どこへでも行って、みんな食べてしまいま…

ふくろうくん  *アーノルドローベル

一人で暮らしているふくろうくん。 一人でいると、色んな事を想像したり、考えてしまうもの。 そんなふくろうくんの、空想のような、独り言のような5つの物語。 ★『おきゃくさま』 真冬の寒い夜、暖炉の前でパンとお豆のスープを飲んでのんびりしていると、…

ぐりとぐらの1ねんかん

いつも森の中の動物たちと一緒に、季節を楽しみながら暮らしているぐりとぐら。 そんなぐりとぐらが1年間どんな風に過ごしているのかが描かれている絵本です(*^-^*) 月ごとにまとめられていて、1月は赤色と青色のお揃いのコートに身を包む、 新年をお祝いし…

ぼくだけのこと

”ぼくだけのこと” ”わたしだけのこと”みんなは何を思い浮かべるだろう? 足が速いとか?自転車に乗れるとか?逆立ちができるとか?ピーマンが好きとか? ようたくんの”ぼくだけのこと”は? 兄弟にはない、えくぼが右のほっぺにだけあること。 家族の中で、ぼ…